CEIBS MBA日記

CEIBS(ときどきIESE) MBA日記

2016年夏から中国、上海のChina Europe International Business Schoolに挑戦する日本人のブログです。本ブログの記事は個人の見解であり、所属する組織や団体とは一切関係なく、組織の公式見解等を示すものではありません。

ロレックスの衝撃

Term 3も終盤に差し掛かり、CEIBSでの残りの生活をカウントダウンするものがちらほら現れた。
というのもTerm 5以降、選択授業はあるものの、インターンや交換留学等でバラバラとなり、強制的に200人全員でシコシコ必修科目の課題をやるのはTerm 4までだからだ。
そのため、6月の中旬にはYear End Partyというパーティが行われ、それが一つの区切りのような気もする。

 

一番変なやつ

 

学年で一番頭がいいやつは誰だと聞かれれば、意見が分かれるだろうし、皆頭が良いので選ぶのに悩んでしまう。
しかしながら、学年で一番変なやつは誰だと言われたら、意見は一致する気がする。

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ロレックスである。

 

ceibs2018.hatenablog.com

 

ロレックスの実力

以前ブログで紹介したが、ロレックスについて簡単におさらいすると、彼は本来一つ上の学年なのだが、自分でやっているパン屋のビジネスが上手くいってしまったため、Term 2が終わった時点で1年休学することを決意。
その間は自分のビジネスに没頭し、自分がMBAに戻って1年間不在にしている間任せられる人材を育てていた。

そして満を持して、このTerm 3からCEIBSに復帰したのである。


基本的に上の代のため、皆ロレックスのことを最初は知らない。
しかし、授業中のパフォーマンスを通じて、噂はすぐに広まることになる。

洒落にならない歴史に関する知識

 

彼は本当に歴史に関する知識が豊富である。中国のみならず世界中の歴史である。
そしてとても好奇心が旺盛である。
彼は正直いって英語が上手くない、そして声が馬鹿デカイ。
英語が苦手な人は基本的に授業中の発言回数は少ないが、ロレックスの場合にはあてはまらず、ガンガン発言してくる。

そして、その発言内容が他社とは全く違う角度から来るのである。

筆者とロレックスは基本的には違うクラスなのだが、たまたま同じ選択授業をとっていて一緒になった。
それは最新の経営戦略の授業だったのだが、教授がフレームワークを紹介した後に、ロレックスが猛烈なスピードで何やら自分のノートに書き出し、
手を挙げた。

この経営戦略は過去中国で○○軍と○○軍が戦った際に○○が使った手法を説明できる。理由は3つある。。。。etc

こんな具合に、最新の経営理論を古代の戦術に当てはめる柔軟性も備えており、しかもたどたどしい英語で爆音で発言するので、瞬く間に同期の間で有名になった。

ロレックス in Japan

とにかくロレックスは変わっているが、経営者としては抜群に優れており、未だにパン屋とCEIBSを行ったり来たりの大変忙しい生活をしている。
先日も地元の街にビジネスモデルを表彰されるから、パーティに出席するといって帰っていた。CEIBSから地元の街までは車で3−4時間かかるはずである。

そんなロレックスは一個上の代ではマスコット的存在で皆から愛されていたが、いかんせんまだ、ロレックスが合流してから日が浅いため、今の同期の中ではそこまでの存在にまだなれていない。
これからロレックスがより同期に馴染むことを祈っている。

そんなロレックスに昨日朗報が舞い込んだ。
夏以降の交換留学で日本に行くことが決まったのである(日本を希望したのはロレックスだけだった)。


以下興奮覚めやらぬロレックスのwechatのモーメント(中国でいうFacebookみたいなもの)への投稿である。

 

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想像して欲しい、皆リア充な写真をアップしまくっている中、こんなにたくさん白黒の歴史上の人物が自分のFacebookに出てくる光景を。
一瞬目を疑った。

しかしこれぞロレックスなのである。
今後も彼の動向に目が離せない。