熊本でボランティア(後編)
ボランティア参加前日に、夕飯を食べた後に熊本城をぶらっと見に行った。
タクシーで流れていたニュースで熊本城の修復に600億円以上必要とのことでした。クラウドファンディングとか活用して修復活動とかするのかな。上海から参加したいな。
益城町ボランティアセンター
ボランティアに参加した日は快晴で、最高気温も34℃くらい。暑い!けど上海よりは涼しい!
益城町のボランティアセンターは熊本市中心部から車で15分くらいのところ。朝意外にタクシーが路上で捕まらず、諦めて結局電話で呼んだのだが、ボランティアセンターに着くのがギリギリになってしまい結構焦った。
ちなみに中国ではタクシーが日本に比べとても安く、日本にいた時に比べ、気軽にタクシーを利用している。更に滴滴出行やUBER等のアプリを使えば、ほぼ確実にどんなところでも数分以内にタクシーを呼ぶことができ、また白タクを使えば更に安い料金でタクシーを利用できる。
と思ったらUBERの中国部門を滴滴出行が買収したということで今後の中国国内のUBERサービスが気になるところ。
ボランティアセンターでは注意事項等の簡単な説明を受けた後に、「マッチング」といって今日必要とされているボランティアワークを係りの方が発表されて、自分がやりたいと思うものに手を挙げて意思表示をする。筆者は力仕事が中心となるゴミ集積場でのワーク(ゴミの分別やトラックからの瓦礫、ゴミの上げ下ろし)に参加。
専用の軍手やヘルメット、水や塩分を含んだ飴などはボランティアセンターで用意してくださっている。
ゴミ集積場まで車移動したが、その間にみた益城町の町の風景は地震から3ヶ月以上経っているとは思えないもので、家は崩壊したまま、瓦礫やゴミは道には散らばっていないものの、その場にまとめて置いてあるだけという状況。震災後にきた大雨の影響で復興が大幅に遅れているということ。
ゴミ集積場では、建設会社の方と一緒に作業した。写真は日陰からとっているが作業現場に日陰はこの一箇所だけで、風もなかなか通らないので、これから参加される方はとにかくこまめな水分補給を。
暑さですぐにへばっている筆者に対し、一緒に作業をした建設会社の方は56歳ながら、身軽にバリバリと動かれており、聞くと年の半分くらいは合気道を教えに海外にいるとのこと!(モロッコやドバイに生徒がおられるらしい)かっこいい!MBA期間中もしっかり体動かします!
村田機械
平日だったこともあり休日に比べればボランティアの参加者は少なかったそうだが、それでも100人弱の方が参加されていた。同じゴミ集積場に割り当てられたボランティアの方は京都から来られており、村田機械でエンジニアをされているとのことだった。
実は筆者が新入社員から数年関西で営業をしている時に、村田機械も担当しており、大変お世話になり、また担当顧客の中で最も良い雰囲気の会社という認識で、勝手ながらファンだったので、勝手に盛り上がり、ボランティア後に駅の近くの銭湯まで送って頂いた。さすが村田機械の社員の方、本当に優しい方ばかりである。
益城町の崩壊している写真は民家等を含んでいるためアップすることが出来ないが、繰り返しになるが、3ヶ月以上経っているとは思えない風景だった。
一刻も早い熊本の復興を祈るとともに、年末の休みのタイミングでまた必ずこようと思う。