CEIBS MBA日記

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CEIBS MBA日記

2016年夏から中国、上海のChina Europe International Business Schoolに挑戦する日本人のブログです。本ブログの記事は個人の見解であり、所属する組織や団体とは一切関係なく、組織の公式見解等を示すものではありません。

人事部の重要性 in 中国

今日朝ふとスマホに目をやるとまたしても儀式が始まっていた。

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今回はそこまで有名でない同級生だっため、長時間この儀式が続くことはなく、割りと早めに終わった。
この儀式でその同級生の知名度、人気具合も見ることが出来る。

HR

Term 3で選択した授業の中で、とても面白かった授業の一つにHRの授業があげられる。

筆者は、MBAのケースや会社訪問を通して、中国で成功している企業の、企業文化や社内制度に大変興味を持ち、Term 3でこの科目を受講したが大当りだった。

プロフェッサー自身はカナダ人だったが、とても中国事情に精通しており、ケースの4割くらいは中国ネタだった。
また、最後のグループプロジェクトでは、筆者のグループは筆者がリーダーとなって、ある日系大企業の分析、プレゼンをして、教授とのディスカッションも出来たため、日本企業の人事制度について教授の意見も聞くことが出来とても有意義であった。


中国の労働市場

中国の就職事情、転職事情については、どのようなイメージをもっているだろうか。

毎年たくさんの中国人が海外にMBAとりにっているし、国内も立派なMBAスクールが整備されてきているし、買い手市場なんじゃね?

低賃金の労働者によってIT産業が支えられて(例えば街中の外卖のドライバー)、日本人には想像出来ないくらいITサービスが充実してるけど、今後人口が減っていくと聞くし、今後はこんなサービスも難しいんじゃないか。

そう思っている人もいるでしょう。

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(Source Talent tensions ahead: A CEO briefing | McKinsey & Company)

ところがどっこい上のグラフを見てほしい。

McKinseyのレポートによると、2020年までに、Middle, Lowスキルの労働者の供給は需要に対して更に増えるのに比べ、
Highスキルの労働者の供給は需要に対して更に足りなくなる見込みである。
今時点でさえ、Highスキルの労働者の供給が足りないのに、更にこのレベルの労働環境は売り手市場になるということである。

この外部環境も、CEIBSの卒業生することによって給与がとても上昇する一つの大きな要因である。

 

HRの重要性


加えて知っていただろうか。

 

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(上の資料は少し古めの数字だが)

実は中国の一年間の平均離職率はざっくり19%で、世界で一番離職率(転職率)が高い国である。

つまり今起こっている状況としては、ハイスキルのマネージャー層の争奪戦が企業間で行われており、皆、賃金のより高い会社、高い会社へと移っている状況である。

従って中国で転職はとても当たり前のことである。

だがしかし、あまりにも離職率が高いため、中国企業も賃金以外の何かを充実させ、
自社の離職率を下げようと必死になっている。
当然それで成功している会社もあり、そういった会社がケースとして取り上げられる。

しかしながら中国の例は別だが、国や業界によっては必ずしも離職率は悪者ではない。

例えば離職率が低すぎるため、企業の文化や業態を変えようとする際に、外部からの人材を登用しにくかったり、既存社員の変化への抵抗が激しく、結局変化への障害となるケースも有る。
企業が変わる際に、若干の離職率のアップは基本的には避けられないのである。

各国、各業界で最適な離職率があると思うが、授業を通じて中国の離職率の高さとマネージメント層の人材不足という現実にはとても驚いた。