MBA最後のタームの過ごし方(ファイナンスマンになりたい)
MBAのライフも最終コーナーを回って最後の直線に入っている。
CEIBSのMBAは以下のように7つのタームから構成されている。
こちらはMBA初日のオリエンテーションで、アドミッション・オフィスから説明の際に使われている、MBAのライフと、その時々の学生の精神状態を表した
恐ろしく分かり易い図↓
今筆者はこの図の中の、ターム7にいる。一つ下の代は、現在ターム3である。
なるほど確かに、周りの同級生を見ていると、職探しに奔走しており焦っている同級生もいれば、職探しもしつつ焦らずに授業もそこそこ取って、学生生活も謳歌している学生もいれば様々である。
言うなればこんな感じ↓
ちなみにIESEに交換留学行っていたタームはターム6にあたり、間違いなく毎日こんな感じであった。↓
そして、今一つ下の代は、地獄のターム1、2を乗り越えて、更にターム3の成績を踏まえて奨学金を返済せずにすむかどうか決まり(成績が上位に入っていないと奨学金を返済しないといけない)、また交換留学先も決まる。
まさしくこんな感じである↓
ターム7では、選択科目を取ると、一個下の代と一緒に授業を受け、グループワークをすることになるので、全く違う状況・精神状態の人間が混ざり合っている。
周りの同級生は授業をセーブして、それ以外の活動に時間を割いている中、
筆者はというと、実は真逆に授業を取りまくっている。しかもそれが全てファイナンス関連の授業である。
このような戦略に出たにはいくつか理由がある。
1.ファイナンスの授業が最も役立つ
自分のキャリアを考えた時に、自分のバックグラウンド(ロジスティクス)ではマーケティング等の知識よりも、ファイナンスの知識の方が今後役立つとだろうなと思うに至った。
これはもちろんその人のキャリアに依る。
2.CEIBSでは「専攻科目」をつける事ができる。
CEIBS卒業時にMBAの学位の下に、特定の授業を取り一定の成績を収めると
「マーケティング」「ファイナンス」「アントレプレナー」「デジタルビジネス」のいずれかの「専攻」をしたと認められ、卒業証書に記載される。
筆者はこの中でファイナンス専攻と名乗りたいと考えている。
3.何か尖ったものが欲しかった。
MBAに来てみて分かったが、MBAは何か専門分野を持った人が、経営に関するジェネラルな知識を身に付ける場所である。
日本企業はジョブローテーション等でジェネラリストを育成しようという傾向にある企業が多いと思う。
小生もご多分に漏れずジェネラリストであり、このままMBAの知識を身に着けても、ジェネラリストが更にちょっと大きくなったジェネラリストになっただけになってしまうという危機感があり、何か一つをがっつり学びたいと思っていた。
4.授業が難しすぎる
この学期にとっている授業の中には、とても課題が多く、グループワークも多いヘビーで有名な授業がいくつかある。
そして、それらは昨年のこの時期に(ターム3)とることも出来たのだが、その時期はコアの必修科目も多くあり、同時並行でこれらのファイナンスのアドバンストコースを学ぶのは小生のキャパオーバーになると判断した。
このターム7であれば、ベビーな授業と言えど、その授業だけに集中することが出来る。
ファイナンスバックグラウンドのない筆者にとって絶好のタイミングなのである。
実際に、今とっている授業は、ヘビーだが、学びが多いことで有名な授業でもあり、授業のみならず、グループワークからたくさんの学びがあり、時間はとられるが筆者は大変満足している。
5.交換留学中に旅行に行きまくった
IESE交換留学期間中に、バルセロナに住むチャンスなんて二度とないと思い、
毎週末無理矢理にでも、スペイン内の他の都市や、隣国に出かけた。
結果12,13カ国位は回り、旅行はお腹いっぱいとなった。
正にこのタームに集中して勉強するためだったとも言える。作戦通り。
ということで、年末東京に帰った際に、ブックオフで適当に買い込んだファイナンス本と共に、残りのタームは集中したいと思う。