スペイン語はやらないけどスケボはやる。
よくIESEへの交換留学に行くって言うことは、スペイン語の勉強をするんだね。と言ってくれる友達がいるが、それは筆者の語学センスを過大評価している。英語と中国語の勉強を通して、語学をマスターすることの大変さ、及び自分の語学センスの無さを痛感した。
小生の通っていた中高一貫校は、中学三年生から必修で第二外国語をやらされるが、その時に選択していたはずの中国語は、大学入学時には全て忘れ「ウォーシーリーベンレン(私は日本人です)」しか言えなくなっていた。中国語は難しいから、何となく格好いいドイツ語を今度は大学の第二外国語で選択したが、今覚えているドイツ語は 「イッヒ ヴォーネ イン トーキョー(私は東京に住んでいます)」のみである。このリストにスペイン語が加わる可能性は極めて高い、というかほぼ100%である。
たった三ヶ月しか滞在せず、以降使うかどうかもわからないスペイン語に費やす時間は、無駄になってしまうリスクが極めて高いので、残念ながら今回は見送ることにした。
その代わりに、スケボーは習得することにした。
3年前に初めてバルセロナに来た時に感じたのは、バルセロナはスケボーが文化として根付いているなという印象をもった。調べてみると世界でも有名なスケボーな盛んな都市らしく、スケボーするのに適した公園が多数あるのである。
個人的には、日本でのスケボーのイメージは(小生の勝手なイメージで中高時代を過ごした池袋西口をイメージしている)、ちょいワル、いや結構ワルな人が公園でやっているイメージである。そもそもあんまり見ない。
しかしずっと不思議だったのだが、スノボと似たようなもの、瓜二つにも関わらず、スケボはワルのスポーツ、スノボはリア充な大学生及び社会人のスポーツと(筆者の勝手なイメージではあるが)ここまで両極端にイメージが分かれるのには違和感をもっていた。
日本でスケボが市民権を得ない理由は、そもそもスケボを十分に楽しめるような公園が少なく(繰り返すが小生の勝手なイメージで池袋西口を思い出している)、公道でやるケースが多くなり、車が多い上に日本は坂が多いので危ない。ということがあるだろう。
しかしここバルセロナは違う。スケボをやる環境が整っている。加えて小生はスノボが大好きである。
一流のスキー場がそこらじゅうにあり、しかも毎日スノボをタダで楽しめる状況を想像したら、やらないわけには行かないだろう。
とか妄想していたら、都合良くこんな記事を見つけた。
www.redbull.com
レッドブル曰く、バルセロナはスケートボーダーにとってドリームシティとのこと。
さらにさらに、何とバルセロナ到着数日後に、ルームメイトの台湾人のWechatのモーメント(Facebookのようなもの)をみていると。。。
スケボしてる!!!
先を越された!!!
彼に問いただすと「いやーだってスケボやっている人多いし、格好いいからさ」
バルセロナに来て3日しか経っていないのに何たる洞察力!
そして、彼は歳は一個上のいいおっさんだが、何たる行動力!
去年CEIBSに来ている交換留学生をみて、凄いなと思ったのは、みんな中国語は全然しゃべれないにも関わらず、わけわからない中国のドローカルな場所にガンガン旅行に行ったり、アクティビティに加わったりしていたことだった。彼らは、その三ヶ月しか恐らく人生でも中国に関わることはないであろうから、全力で楽しんでいたのである。
ということで、小生も色々と言い訳をつけましたが、スペイン語はやらずにスケボーを始めたという報告でした。
こちら購入したスケボー。
考えてみたら当然なのかもしれないけど、板の部分よりも車輪(なんて言うの?)含め諸々の小物の方が高い。バルセロナにたくさんあるスケボ屋さんで、カスタマイズしたものを買おうとするととても高くなってしまう。
ということで筆者は、アウトレットで出来上がりのスケボを格安で購入。
歳を考えセーフティファーストを心がけたい。