CEIBS MBA日記

CEIBS(ときどきIESE) MBA日記

2016年夏から中国、上海のChina Europe International Business Schoolに挑戦する日本人のブログです。本ブログの記事は個人の見解であり、所属する組織や団体とは一切関係なく、組織の公式見解等を示すものではありません。

復旦大学での生活が終わりました

この一週間は大変バタバタしていた。

  • 日曜日:CEIBSの寮にチェックイン、荷物を復旦大学の寮から移動。その後翌週からの復旦大学の期末試験に備え復旦大学に戻る
  • 月曜日〜水曜日 午前:復旦大学で期末試験(月曜日の夜だけCEIBS Pre Course Opening Nightに参加)
  • 水曜日 午後〜金曜日:復旦大学の試験終了後急いで、寮をチェックアウトし、CEIBS Pre English Courseに参加
  • 土曜日(今日):復旦大学 卒業式

あれなんかこうやって書いてみると大してバタバタしていない気がする笑

今日参加してきた卒業式は30分位、代表の先生や生徒のスピーチを聞いて、卒業証明書をもらって終了。とってもテキトウな卒業式でした。

(卒業式の様子)

f:id:ceibs2018:20160702221009j:plain

 

留学コンプレックス

留学したことがない自分にとって、留学経験がないことは一つのコンプレックスだった。学生のOB訪問を受けると、海外で働く機会が多い会社なだけあって、留学した経験のある学生の訪問を良く受けるが、その度に海外の学生と短期間でもサバイブするなんてすごいな〜と思いながら、純ジャパ体育会の自分はそれだけで尊敬していた。

自分にとっては初めての留学。海外生活。とても貴重な4ヶ月を復旦大学で過ごしたのだと思う。

憧れだった語学留学を経て、今まで尊敬していた「留学経験アリ」の側に入ることが出来た。そして今振り返って思うのは、これはサバイブしたな〜という経験はこの4ヶ月で一度もなくて、
「語学留学は海外の学生とのサバイブでは決してなくて、ひたすらに自分との戦い」
なのだと感じた。

 

語学留学の難しさ

自分が「社会人」語学留学の難しさを感じたのは、以下の3点が主な理由である。

①年齢層の低さ
②学生の質&モチベーションのボラティリティの高さ
③アカデミック、ビジネスのスキルは授業からは何も学べない。

 

①復旦大学に語学留学に来ている学生の平均年齢は20歳位じゃないだろうか。もちろん10代もいれば30歳オーバーの人も稀にいる。周りの年齢層が自分に与える影響については来るまでは全然意識していなかったが、20歳の学生と6.5年間社会人経験を積んだおっさんとでここまで話や考え方が違うものかと驚いた。
結局居心地が良いのは国籍問わず、同じくらいの年齢、経験を積んだ人と一緒にいる時なのだと痛感し、最も仲良くなった人たちもそのような人たちだった。
20歳の語学留学にきている同級生から学ぶことは正直あまり多くないのである。もちろん20歳の恋話を聞くのは大変楽しい。

②これは前にも触れた点である。遊びに来ている人もたくさんいる。皆それぞれ大きくな目的は語学の習得だと思うが、細かい目的や方向性は異なる。

③当然だが語学のマスターが目的なので、それにフォーカスした授業、勉強をすることになる。ビジネスのビの字も授業は学ぶことが出来ない。この点は自分は大変苦しく、どんどん時事やビジネスに疎くなっている気がして、入学から1ヶ月くらい経って余裕がでてくると、今まで読んでいなかったビジネス関連の書物(語学の勉強とは関係がない)を読み漁るようになっていた。

 

つらつらと書いてきたが、つまり何が言いたいかというと、

語学留学は飽きる

ということである。

 

一方で、社会人で語学留学するプラスもある。

社会人経験を積んでいれば、自由な時間、自分と向き合う時間の大切さを身にしみて分かっている。だから社会人で語学留学にきている人は勉強できる幸せを感じながら本当に頑張っている人が多かった。

自由な時間がたくさんある

これは本当に幸せで、たくさんの時間をこれからの自分の将来について考えることに使うことができた。MBAが始まると課題に追われて、落ち着いて将来について考える時間がないと先輩から言われていたので、このタイミングで時間がとれたのはとても貴重だった。

 

「体育会で得る経験」vs「留学で得る経験」

大学生にとっては語学留学は同じくらいの年齢の外国人と知り合える最高の機会だと思う。もしもう一回大学生活が出来るとしたら体育会に入るか、留学をするか、たまに考えることがあるが、得るものがあまりにも違い過ぎてとても難しい。

もし戻れたら、できることなら体育会を引退してから、もしくは在学中に一年間休学して留学というのはありだったなと思う。実際にそういう学生にもあったし、周りにもいた。ということで語学留学についてはこれくらいで終わりにして明日以降はMBAの生活に移ります。