CEIBS MBA日記

CEIBS(ときどきIESE) MBA日記

2016年夏から中国、上海のChina Europe International Business Schoolに挑戦する日本人のブログです。本ブログの記事は個人の見解であり、所属する組織や団体とは一切関係なく、組織の公式見解等を示すものではありません。

コンサルプロジェクト

筆者は中国にいる間基本的に財布を持ち歩いていないが、
たまに本当にたまに、例えば、日本人であまりWechat Payを使っていない人と飯を食べる際に割り勘等する場合に備えて財布を持ち歩くことがある。

財布を持ち歩くのが恐い

半年間財布を持ち歩かない生活を続けた結果、それに慣れてしまったため、たまに財布を持ち歩くととてもソワソワするようになった。

財布もってるってめっちゃ危なくね??指紋認証もパスコードもついてないし、落としたらアウトじゃん。でかいし。

ちなみに電子マネーで生活の全てをカバーする際の最大のリスクは何と言っても
スマホの電池切れである。

財布も持ってない、電池もそろそろ切れる。
やばいタクシーにも電車にも乗れない。。。
こんなシチュエーションに直面したことは、中国在住の方なら結構いるはずである。
小生が持ち歩いているのは小米の下の携帯用充電器である。

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ちなみに中国人のスマホ依存度が上がるにつれて、カフェで充電器貸してくれと
全然知らない中国人に話しかけられる頻度が増えた気がする。
新手のナンパとも言える。

Integrated China Strategy Project

多くのMBAスクールにもあると思うが、CEIBSにもMBAで学んだ知識を実際の場で活かすべく、実際の企業へのコンサルプロジェクトがある。

また、企業側もタダでCEIBSの学生と教授の力を借りる事ができ、その企業の課題を解決するべく働いてくれるのでWin-Winという訳である。

どうやって学生がプロジェクトにアサインされるかというと、
まず学校側が企業名は伏せた上で、各プロジェクトのタイトルと概要の一覧を学生にアナウンス。
その中から、学生は各自でチームを組んで、興味のあるプロジェクトに応募する。
必要数の倍以上の応募が、企業側からあり、学生はかなりの数の中から選ぶことが出来る。

今年は、半数以上がビッグデータ関連のプロジェクトだったように思う。

www.ceibs.edu

 

優秀なチームメイト


結局小生は、中国人3人と韓国人1人とグループを組み、某大手外資系企業のビックデータを使った中国進出のお手伝いをすることになった。
メンバーのプロフィールは、中国人3人は、起業家の中国人男子(イギリス育ち)、ヘッドハンターだった中国人男子(イギリス育ち)、コンサルの中国人女子と、韓国でデータアナリストだった韓国人男子(アメリカ育ち)という感じである。

このチームの特徴としては、何と言っても良くも悪くも無駄な労力は割かないということがあげられる。
皆、他にも色々やりたいことがあるので、あまり意味のなさそうな課題等は最小限の労力でクリアしようとする。

 

圧倒的なその場力

しかしながら、このメンバーで作業をしているととても感じることがある。

プロジェクトの進捗の過程のプレゼン等、頻繁に教授やメンターの前でプレゼンする場があるのだが、そのQ&Aの中で自分の能力の低さを痛感する。

パワポの準備や、プロジェクトの下調べ等、圧倒的に自分が時間を割いて理解度が高いはずで、プレゼン前も、チームメイトから超基本的な質問を受けてこいつら大丈夫かと思うことが多々ある。

しかしながら、実際Q&Aセッションで専門家から鋭い質問がバンバン飛ぶと、間髪入れずにチームメイトがスラスラと応えていく。

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実際よく聞くと、今までチームの中で議論していた内容とは全然違ったりするのだが、
有る事無い事おりまぜ、その場で専門家をねじ伏せていく姿に自分の実力不足をプレゼンの度に感じるのであった。

このその場力みたいな能力は、海外で教育を受けてきた学生は比較的高いような気がする。小生は残念ながら、この能力に劣るので、しっかりと人の何倍も準備するしかない。

 

データサイエンスの授業

昨日近所のデパートに買い物に行った。
もちろんMobikeで。
すると。。。

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道がMobikeだらけ!!!
人が一人通るスペースしかない涙

Mobikeの難しいところは、チャリンコが上海市内でまんべんなく散らばらないことである。
つまり、ある場所Aからある場所Bへよくチャリンコが使われるけど、反対に場所Bから違う場所にMobikeを使うとは限らない。
その場所Bにたくさんのチャリンコが溜まってしまうのである。
そうなると夜中にMobikeの従業員が大量にチャリンコを再配置している。
画期的なサービスだが、まだまだ発展途上なのである。

Term 4の授業

CEIBSはどんどんカリキュラムを良くしようと努力しているため、毎年毎年新しい科目が出て来る。
もちろんそれだけチャレンジすれば、良い科目もあれば、いまいちフィットしない科目も出てくる。

Term 4の中でもそのような科目があった。

それが


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データサイエンスの授業である。

ビックデータ等キャッチーな言葉が授業紹介文に並び、これからはデータサイエンスの時代だろう!と教室に入る上限いっぱいの70人以上の同級生がこの選択科目に飛びついた。

しかしこの授業は、今年から始まった授業のため、昨年までの実績がない授業なのである。

そして初回の授業で全員絶句することになる。。。

アルゴリズム、アルゴリズム、アルゴリズム

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今回の教授は、MBA生に普段教えている教授ではない。
データサイエンスを専攻する学生に教えている教授である。

そして最初の3回くらいの授業は、基本的なアルゴリズムの説明についての授業で、
まるで数学の授業のようであった。

実際のケースを基に議論して、何かを得る普通のMBAの授業とはまるで異なる。

 

生徒の不満殺到


ついていけずに、諦めてしまう生徒が続出したのである。
また、デーサイエンス「マネジメント」の授業なのに、実際の事業等に全く結びつかないと、アドミッション・オフィスや教授に直々に不満が殺到したため、
教授も後半やや、実際どのようにこのアルゴリズムが実世界で使われているか、
実業家を招いての授業など実務よりの授業になった。

 

www.kujiale.com

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例えばゲストスピーカーに来ていただこの企業↑。

どんな起業家というと、上海の住みたい場所の住みたい物件を最初に選択して、自分の好きな間取りや家具を画面上で設置すると、実際に自分が選んだ家具や間取りで希望の物件が3Dで浮かび上がってくる。

内装のデザイナーと顧客の実際のニーズを共有して、限りなく顧客のニーズに沿うように出来るというわけだ。

創業五年で急成長したベンチャーで話はとても面白かったのだが、いかんせんこのアルゴリズムが元になってるとか言われても飛躍がありすぎて実感がわかなかった。。


テスト前には、データサイエンスのバックグラウンドを持つ、同級生がテスト対策の講義をしてくれた。
教授も、実際2時間のテストだけど、すげー簡単だから、早い人は30分で終わっちゃうかもしれない。という言葉を信じ油断して正直何か雲をつかむような感触のまま、テストに臨んだ。

結果1時間経っても席を立つ同級生はおらず、皆むちゃくちゃ難しいと感じたようである。


データサイエンスの授業等は今後増えていくだらうが、どのようにMBAの授業に取り込むか、どこまで深掘りするか、今後の課題ではないだらうか。

ちなみに筆者自身はデータサイエンスの世界はこんなものなのかと覗けたこと、基本的な考え方を学べたので割と満足はしました。

 

さらばマセラッティ(中国の電動バイク産業)

ユニクロ中国がMobikeとパートナー契約を結んだというニュースが流れていた。

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こういうところは本当にユニクロは意思決定が早いし、何より目のつけどころがすごい。
Mobikeがこれだけ普及してきたら、必ずMobikeに広告を載せようとする企業が現れてくるはずで、健康的でスポーティなイメージを植え付けたい企業にはもってこいである。
今後更なるMobikeとユニクロのコラボレーションに期待したい。

 

中国の電動バイク産業

前回触れたように小生は電動バイク(前回のブログで電動自転車と紹介していたが、その破壊力とスピードからバイクと呼ぶにふさわしいと思い、今回の記事から改名した)を手放す決意をした。

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大変便利で満足度は高いのだが、自分のように無茶な運転をしがちな者がこれに乗り続けたらいつか大事故に巻き込まれると思ったからである。

先日中国本土に初めてきたという日本人と話していて、中国での電動自転車の普及と、クオリティの高さに驚いた。と言っていた。

半分当たっていて、半分間違っていると思うので電動自転車業界について解説したい(以下主に「2020年の中国」野村総合研究所を参考にしている)。


中国の電動バイク産業

まず大体中国には、どれくらいの電動バイクがあると想像されるだろうか???

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中国政府の発表によると、今現在大体2億5千万台の電動バイクが中国国内にあると言われている。
日本の人口の倍以上。そりゃよく見かけるわけである。
反対に、中国国内でガソリンで走るオートバイの数は年々減少している。
実際、上海で日本で見る一般的なオートバイをみることはめったにない。
世界のほとんどの電動バイクは、中国で生産され、中国で消費されている。

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なぜここまで、中国で電動バイクは普及したのだろうか。

理由は安価な価格設定である。
新品の電動バイクを買う場合大体、価格帯は1,000-3,000元である(日本円で、16,000-8,000円)。
実際新品で買う人は少なくて、小生もタオバオ経由で900元弱で購入した。
この価格設定だったら、農村部の人々も購入することが出来る。

なぜこのような安価な電動バイクを各社提供できるのだろうか。
それは電動バイク製造メーカーが、既存の産業が構築してきた産業基盤を上手く活用してきたことが大きな要因である。
電動バイクのメーカーは専業メーカの他に、オートバイや自転車業界からの参入も多い。プレスチック部品は家電やオートバイ向けに金型を製造してきた浙江省の金型供給に8割型支えられているという。

最高の製品を目指すのでなく、敢えてSOSOなプロダクトを選択

中国に来た日本人がいっていたように、多くの人は中国の電動バイクは発展していると思われるかもしれないが、ほとんどは、中国メーカーが最新技術を敢えて採用せずに作り出した電動バイクである。
例えば、リチウムイオン電池を使えば、電池の性能はあがるが、リチウムイオン電池搭載の電動バイクは基本的には輸出向けで、国内向けは敢えてグレードを落として価格を抑えるために鉛酸電池が使われている。

厳しい競争環境

しかしながら、それは各社が製品の性能改善の努力を怠ってきたというわけではない。
市場が拡大していく中で、様々なメーカーが参入し、ピーク時には、完成車のメーカーは1,000社以上に上がった。
このような環境下で各社切磋琢磨して商品開発を進めてきたのである。
実際、鉛酸電池の寿命は1997年から2005年までに35%伸び、モーターの効率は1995年から2000年の間の間に6割上昇したいという。

このようにメーカー間の生存競争が、製品の品質を高め、それをユーザーが満足して、更に市場が拡大するという循環を生んでいるのである。

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これからも増え続けるだろうが、特に免許がいらずに乗れてしまうので、
マナーのなっていない電動バイクドライバーも一定数いるのが事実である。
中国に来た際は、歩道を歩く際も十分な注意が必要である。