CEIBS MBA日記

CEIBS(ときどきIESE) MBA日記

2016年夏から中国、上海のChina Europe International Business Schoolに挑戦する日本人のブログです。本ブログの記事は個人の見解であり、所属する組織や団体とは一切関係なく、組織の公式見解等を示すものではありません。

TED×CEIBS

我々の一個上の代とわれわれの代を比べて、何が違うかと言うと、
一個上の代には遊びも勉強も極めた、それでいて人格も素晴らしい、絶対に勝てないようなスーパースターが数人存在する。

これはアドミッション・オフィスも認識していて、その理由はFTのランキングにあるという結論に達していると風の噂で耳にした。
つまりFTでアジア1位(全体で11位)を獲った際(1個上の代)には、スーパースター級の人材が取れたが、アジア2位(全体で17位)の歳(我々の代)ではスーパースター級が取れなかったという分析である(噂である)。

今、一個下の代の採用活動が佳境を迎えており、やはりランキングがアジア1位に返り咲いたおかげかどうかわからないが、ずば抜けた人材をかなり取れて、アドミッション・オフィスも興奮しているという話である。

どんな代が入ってくるのかとても楽しみである。

TED×CEIBS

 

先週末にCEIBSにてTEDが行われた。
今回のTED開催にあたって、担当者は本当に多くの時間を費やして準備していた。

まず昨年入学した直後くらいに、TED主催者になるためのコンペがあった。
複数のチームが応募して、TEDをやるに際して、どのようなゲストを呼んで、どのようなテーマにするか等のプレゼンを、TED主催者チームが決定した。

今回その主催者チームのリーダーを務めていたのが、第一ターム同じグループで、台湾旅行も企画してくれた、最も仲の良い台湾人同級生である。

MBA生活序盤の死ぬほど忙しい時期に、様々な準備もこなして本当に頭が下がる。
ちなみに彼は、我々の代のスパースターに近い位置づけである。

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内容に関しては、追ってTEDのホームページにアップされるだろうから興味があれば確認してほしい。

登壇者は、ITやブロックチェーンの専門家から、中国の歴史的建造物を保存するためにずっと働いている方まで、様々なジャンルの話が聞けて、狭まっていた自分の視野がぐっと広がった気がして、本当に素晴らしい機会だった。

当日、観客として参加するには抽選に当たらなければならず、かなりの倍率だったようで、正式に参加するのも一苦労のイベントなのだが、実は、公にはなっていないが、開始一時間後から、誰でも入れるようになっていたので、来年参加される人は、是非諦めずにとりあえずCEIBSに当日行ってみれば入れる可能性が高い。
美味しい軽食も食べられる。

おすすめのTED動画

 

MBAを通じてかなりのプレゼンをさせられる。
その際にプレゼンの参考になるような動画をTEDから学ぼうとするMBA生も多いと思う。
筆者もその一人だが、最近見た中で、とても説得力のあるプレゼン動画を一つシェアしたい。
www.ted.com

ボックスで数値を可視化して、最後にパワポのグラフがぐーっと動き、とても説得力があって、わかりやすいプレゼンである。こんなプレゼンが出来たら最高である。

U40最強MBAプロフェッサー決定戦

今日は一個上の代の卒業式が行われた。

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一日中一個上の代の卒業を祝していろんな催しがあるのだが、今年参加したら来年の楽しみが減ると思って、筆者は夜の浦西エリアで行われる飲み会にだけ参加しようと思っている。

今日はとても天気が良いのだが、来年の今頃も最高の天気であることを祈るばかりである。


U40最強MBA教授決定戦

先日、世界の40歳未満(30歳台)のMBAスクールの教授トップ40が発表された。CEIBSからはアジアのMBAスクールでは唯一選出されていて、しかも二人も選出されている。

当然、二人の授業を必修授業、選択授業含めて複数受講しており、簡単に紹介したい。

The 40 Most Outstanding MBA Professors Under 40

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こちらマーケティング担当の韓国人のPark教授。

2017 Best 40 Under 40 Professors: Hyun Young Park, CEIBS

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CEIBSはマーケティングに強いMBAスクールと言われている。
彼女は必修科目のマーケティングの他、Consumer Behavior等の選択科目を担当している。
彼女の授業の特徴として、とにかく授業がヘビーということがあげられる。
授業を通じて出来る限り、彼女の知識を生徒たちに伝授しようという気概が伝わってくる授業で、その分、課題等も多いが得る物も多い。
筆者はマーケティングの感度が全くなく、最初苦労したが、彼女の整理された考え方をコピーしていく内に、徐々に理解出来るようになっていった。


もう一人は、リーダーシップ論等が専門のドイツ人のSebastian教授。

2017 Best 40 Under 40 Professors: Sebastian C. Schuh, CEIBS

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 彼は必修科目の、Business Communication(要はプレゼンスキル)の授業の他に、Decision making等の選択科目も担当している。
さすがにリーダーシップやコミュニケーションの専門家だけあって、授業の進め方がうまい。
はっきりいって、リーダーシップ論とかコミュニケーション論とか、かなりうさんくさい(?)学問と最初思っていたが、彼の授業ではデータを基に正しいコミュニケーションのとり方を授業の中で実践していくので、すっと腹に落ちる。
また、必修科目のプレゼンの授業では、細かいジェスチャー等までかなり鍛えられる。

今回は40歳未満限定の教授陣だったが、彼らに限らず、CEIBSは素晴らしい教授が多い(他の学校より高給を払い、素晴らしい教授を集めているのは明らかである。。)

しかしながら、例えば今回紹介した教授陣がこのままずっとCEIBSにいるとは限らない。
教授によってはCEIBSをステップアップに、更に違う名門MBAスクールへと考えている教授も少なからずいるはずである。
評判の悪い教授はすぐに切る一方で、評判の良い教授はきっと引き抜かれることもあるだろうが、CEIBSの場合は、またすぐに高給を武器に有能な教授を引き抜いてくるだろうから問題ないだろう。
しかし、中国を何とかしたい、中国に貢献したいという思いでCEIBSで教えている教授陣も数多くいるので、彼らはずっとCEIBSに残るのも事実である。
5年後、10年後の教授陣で小生がお世話になった教授陣は何人残っているのだろうか。

選択科目が充実していないMBAスクールは要注意!

先日Financial TimesにXionganエリアの記事が出ていた。
日本ではあまり有名ではないが、Shenzhen等と同様の経済特区を作るべく、今中国政府が動いている。

https://www.ft.com/content/87f130a4-1a95-11e7-bcac-6d03d067f81f

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CEIBSの良いところは、こういった政策には必ずCEIBSの教授陣が関わっており、いっつも何かしら裏話が聞ける。
小生が最も尊敬している教授の一人は、地理的にも、Beijing, Tianjinと三角形が結べる位置にあり、面白い試みで、かなりポジティブな意見を言っていた。

但し、それを見込んで、様々な投資筋がこのエリアに殺到し、様々な投資規制がかかっており、現地の不動産を簡単に買うことはできないようである。
さすが金の匂いがするところには、一目散に集まってくる。

選択科目にMBAスクールの特徴が出る

 

最近交換留学や旅行等で上海に来る、他国のMBAに在籍中の日本人の方々とお会いする機会が増えてきた。
そこで各学校の授業について情報交換するのだが、一つ最近びっくりしていることがある。

それは、「選択授業」についてである。

MBAは必修科目と選択科目に分かれていて、想像通り、必修科目はファイナンスや組織行動論やオペレーションマネジメント等、どこのMBAスクールもほぼ同じ科目を学ぶ。
選択科目はその学校独自の科目が用意されていて、例えばCEIBSだったらChinese Economy等中国にフォーカスした科目が増える。

必修科目に比べて、選択科目は教授側も自由度が増え、また、自分の専門分野の授業なので、必修科目より張り切っていたり(?)よりフレンドリーになる教授が多いような気もする。
授業によっては、応募した学生が少なく、少人数のクラスとなり、結果的に教授ととても仲良くなるケースもある。
ちなみに今学期選択して、来週から始まるビッグデータの授業は、満員の70人以上が受講する。MBA生の注目の高さが伺える。

前置きが長くなったが、学校によってはそれほど選択科目が充実していない。もしくはほとんどない。という学校が存在する。特に人数の少ないMBAスクールは注意が必要だと思う。

選択科目をやろうにもそもそも1学年1クラスしかない学校の場合、選択科目をやろうとしても、その科目に興味がなく、選択しない人もたくさん出てくるため、学生が集まらず、出来ない学校もあるからである。さすがに欧米のトップ校はそんなことはないと思うが。。

小生がMBA受験をした際はそんなことは全く気にしていないと思うが、これから受験する人は、ちょっと考慮すると良いかもしれない。
自分の興味のある選択科目がなくて、退屈な必修科目だけだったらモチベーションも上がらない。

ちなみにCEIBSは1学年200人おり、また交換留学生も多数受け入れているので選択科目の授業の幅は広く、筆者は大変満足している。

必修科目が多いため、CEIBSでは第3タームから選択科目を受講出来る。
しかしながら第4タームまでは必修科目も勉強しなければいけないため、とてもではないが、興味ある選択科目を全て受講することは不可能である。
それくらいCEIBSの選択科目は充実していると思う。

CEIBS選択科目一覧↓

Concentration & Electives of MBA Program

Electives in Finance & Accounting:

  • Financial Statement Analysis
  • Advanced Corporate Finance
  • Investments
  • Investment Banking
  • Hedge Fund 
  • Emerging Markets Finance
  • International Financial Management
  • Fixed Income Securities
  • Introduction to Derivative Markets
  • Mutual Funds & Portfolio Management
  • The Future of Global Banking and the Case of China

Electives in Marketing:

  • Marketing Research
  • Consumer Behaviour
  • Pricing
  • Brand Management
  • Channel Management
  • Game Theory and Strategic Marketing
  • Online Analytics and Search Engine Marketing
  • Managing Business Marketing & Branding
  • Retailing Strategies and Selected Implications for Suppliers
  • Luxury Branding
  • Luxury Brand Retailing

Electives in Organisational Behaviour and Human Resources Management: 

  • Managing and Leading Teams
  • Leadership in Technology Firms
  • Decision Making and Integrative Thinking
  • Proactive Leadership and Conflicts of Interest

Electives in Strategy and Entrepreneurship:

  • Starting new ventures
  • Entrepreneurial Finance
  • Entrepreneurial Marketing
  • Managing Organisational Decline and Turnaround
  • Strategic Innovation Management
  • Mergers and Acquisitions Management
  • Current Topics in Chinese Strategy and Investments
  • Rethinking Strategy in a Digital World
  • New Product Development and Marketing
  • Negotiation
  • Corporate Entrepreneurship
  • Business Model Innovation and Entrepreneurial Design
  • Services Management 

Electives in Economics/Decision Science: 

  • Project Management
  • Health Care: Economics and Industry
  • Supply Chain Management