CEIBS MBA日記

CEIBS(ときどきIESE) MBA日記

2016年夏から中国、上海のChina Europe International Business Schoolに挑戦する日本人のブログです。本ブログの記事は個人の見解であり、所属する組織や団体とは一切関係なく、組織の公式見解等を示すものではありません。

がんばろう神戸(MBA生から知られていない街 神戸)

Financial TimesのMBA世界ランキングが発表され、CEIBSは見事アジアNo.1、世界No.11に返り咲いた。

asia.nikkei.com

ランキングが上がるのは良いことだし、何よりCEIBSのように振興で且つ、アジアのメリットをアピールするMBAスクールにとって、アジアNo.1と言えるのと言えないので大分生徒を集める際にも違ってくるらしく、アドミッションオフィスの努力が実って本当に嬉しい。
一方で、ランキングは所詮何かの基準に基づいて算出されたものなので、その基準と自分の進学先を決める際の基準が同じになることはまずないので、Financial Timesのランキング計算方法も含めてなぜCEIBSが評価されるのかの解説記事を日本人同級生と作っているのでしばしお待ちを。


ラスト京都


京都最終日は京都伏見稲荷大社に行った。

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着物を着飾った中国人同級生と、マフィアにしかみれないメキシコ人同級生。

 

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18日のこの日は、京都観光後(京都伏見稲荷大社)、大阪に移動予定。

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京都伏見稲荷大社にて世界平和を祈っているマフィア。

 

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のどが渇いて水を飲んでいるマフィア。

当初の予定では前日に行けなかった銀閣寺もこの後行く予定だったが、案の定数名寝坊したため、京都伏見稲荷大社の観光が終わったころに腹が減ったの大合唱。

この旅で学んだことに一つに絶対に、絶対に空腹からの不機嫌だけは避けなければいけない。
速攻で銀閣寺を再度諦め、京都駅ビル内でラーメンを食べることに。

京都拉麺小路(ラーメンこうじ)

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みそラーメンにお世話になりました。
札幌 白樺山荘(しらかばさんそう)|京都拉麺小路(ラーメンこうじ)


大阪に着いたのが夕方になってしまったため、予約していたAirbnbに荷物をおき、しばしの休憩を挟んで、腹ペコになる前にお好み焼き屋へ。

r.gnavi.co.jp

安いしとても好評だった。
夕食後は自由行動にして、買い物に行く者、マッサージに行く者、飲み直す者等々に別れた。

また、皆の疲労がピークに達しているのをみて、翌日の午前中はオフにしないかと提案したところ、これが皆から大好評だったため翌日の午前中はオフにすることにした。

神戸が人気ない

翌日の午後に神戸に行くつもりで、提案したところ、意外にもかなりの人数が大阪に残って自由に観光したいと言っていた。
聞くところによると、大阪は良く聞くし、有名な都市なのは分かっているが、神戸については皆あまり聞いたことがないようで、神戸牛以外は何の知識もなく、どこそれなにそれ状態だということがわかった。
小生としては神戸に住んでいたこともあり、とても素晴らしい街ということを力説したが、結局数名は大阪に残った。

が結果的に大成功

まずは神戸のモザイクに行ったところちょうどナイスタイミングで待ち時間なしでクルージングにありつけた。
これには皆大興奮。

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その後、タクシーで摩耶山のロープウェイ乗り場まで行き、摩耶山の頂上へ。

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丁度日の入りのタイミングでこれはこれでまたまた皆大興奮。

トドメに神戸牛を食わせてノックダウンさせた。

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神戸牛は最高級の肉として彼らにも認知されていた。
その神戸牛を食べながら

神戸牛はクラシックを聞きながら育てられているって本当か?
神戸牛はマッサージを毎日受けているって本当か?
神戸牛はキャビアを食べているって本当か?おれも神戸牛になりたい。

等々質問を受け、最初は軽くあしらっていたのだが、あまりにも皆が同じような質問をするので、これはもしかして筆者が知らないだけか?!と洗脳されはじめ、全て店員さんに質問した。

店員さんもさすが日本のサービスクオリティだけあって、上席にまで確認してもらい、「当店で扱っている神戸牛はそのようなサービスは受けていない」
と完璧な回答を頂いた。つまりにこの世にそのようなサービスを受けている松坂牛の存在の全否定まではしなかったのである。

むむ、、好奇心旺盛な彼らの質問をかわすために、店員さんには申し訳ないが、

「彼はそんな神戸牛はいないと言っている」

と英語にして同級生に説明してしまった。万が一同級生が、クラシック好きな神戸牛に今後出会ってしまったら筆者の責任である。店員さんは悪くない。

神戸の問題点

外国人に驚くべき知名度の低さだった神戸。海もあって山もあり、世界でも稀有な観光資産を持っていると思っている素晴らしい街の神戸。筆者が問題に思った点を列挙しておきたい。

1.そもそも神戸牛以外知らない

そもそも京都、大阪、奈良に比べて知名度がダントツに低い。神戸牛だけ食いにいくか。というノリだった。
他にもキレイな街並み、クルージング、夜景等たくさんおすすめする場所はある。
神戸市の外国人へのアピールは急務だ。

 

2.  全ての観光スポットを平等に扱っていて何が推しなのか分からない


神戸市のホームページをみてみると、パット見で色々バラバラと写真とコメントが書いてあって、何を本当に推したいのかがわからない。

www.city.kobe.lg.jp

個人的には、圧倒的に推すべきは、神戸の夜景だと思っている。香港や上海の夜景よりも個人的には数段好きだ。

 

神戸タワーとかに行って失望する外国人は結構いるのでは。また異人館も推しているが周りの外国人のウケが悪い。

イケてない観光資源を無理やりおすのでなく、夜景をガンガン推していけばいいのではないか。

ただし、問題がある。

3. 公共交通機関で絶景の夜景までたどり着けない。

公共交通機関を使って、摩耶山の絶景の夜景をみるためにはロープウェイを使わなければいけない。
しかしながら、ロープウェイの乗り場が神戸市の中の驚愕するほど分かりづらく、アクセスの悪い場所に位置しているのだ。
神戸の中心地である三宮駅からロープウェイ乗り場まではバスを乗り継いで、30分ほどかけていかなければいけない。

また、ロープウェイは、展望台までダイレクトでは接続しておらず、途中で意味不明に乗り換えをする必要があり、その際も途中の駅で無駄に待たされる。

更に更に大問題なのが、一番夜景がキレイな冬の時期は、筆者が行った平日は、17時半に頂上から地上に戻るロープウェイが最終便という点である。

この時期の神戸市の日の入りは17時ごろである。

日の出入り@神戸(兵庫県) 平成29年(2017)12月 - 国立天文台暦計算室

つまり冬場の平日に夜景を楽しみたかったら、17時から17時半の間の三十分しか夜景をみるチャンスはないということになる。

15時過ぎくらいに三宮駅を出て、16時位にロープウェイにのって、17時から30分だけ夜景見て帰る。

普通は行かないんではないだろうか。
三宮から直通のロープウェイにして、もっと営業時間を長くして、神戸市もこの夜景を全面に押し出していけば、香港の夜景なんかに勝てるのではないだろうか。。

4. 外国人慣れしてなさ

これは神戸に限らずだが、京都、大阪に比べて英語対応のメニューが少ない。これはこれからから改善されると信じている。


最後に、小生は神戸に3年間住んでいたことがあり、本当に大好きな街なのである。だからこそ何とかしてほしいし、頑張ってもらいたい。微力ながら外国人同級生に神戸の魅力をもっと伝えられるように頑張ろうと思う。

Crazy Japan Trip

CEIBSの同級生が日本にいる間に同級生からは本当にたくさんの質問を受けた。

なぜ東京にはこんなに坂があるんだ?
なぜ店員さんはいつもニコニコしているんだ?
なんで新幹線のチケットをネットから予約できないんだ?
なんで空気がこんなに良いのに皆マスクしているんだ?等々

同級生たちからの鋭い質問を通じて自分自身日本に対する理解が深まった気がする。

 

ジャパントリップ開始


約40人ほどのCEIBS同級生を引き連れてのグロービスでの授業が終わった後、金曜日の夜から約20人を引き連れてジャパントリップを開始した。

 

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京都、大阪、神戸に4日間、その後東京ワンタッチして、新潟(湯沢)に1泊2日の旅だった。

金曜日の授業が終わった後に急いで新幹線へ。予め筆者が購入しておき、後からwechatで人民元を回収する作戦。

京都までの新幹線の中では皆爆睡。新幹線の中えでは京都で泊まる予定のAirbnbがきちんとしたクオリティがちゃんとしたものなのか、とても不安だった。

大当たりのAirbnb

緊張して京都のAirbnbに行くと、それはそれは日本らしさを全面に押し出した、とても広く且つ京都駅からも徒歩圏内の素晴らしい家だった。

同級生達からは逆に、とても良い家なのでここにもう何泊かしないのか??とコメントをもらうほど。
大人数で京都を訪れる際はとてもおすすめ。特に外国人受け間違い無し。

お酒大好きな同級生ばかりなので、京都についたのは11時近くだったが、近くのドンキホーテで日本酒を大量に購入し、中国式のドリンクゲーム(ゲームに負けた人が酒を一気飲み)。
すべて飲み干したところで初日を終えた。

翌朝は案の定集合時間に遅れるものが続出し、
当初 金閣寺→銀閣寺→飯→清水寺→周辺ぶらついて→夕飯→嵐山ライトアップ
の予定だったが、銀閣寺はカットする決断を早々に下した。

金閣寺から、予約していた昼飯の場所(美々卯 祇園店)まで向かっている間に、
突然、ふぐが食いたいと言い出した同級生や、
一部の時間にルーズな同級生のせいでツアーが遅れ気味になっている状況にいらだつ同級生が金閣寺後に早くも離脱し、独自に行動をし始めた。

京都祇園店|店舗のご案内 関西|美々卯


ふざけんなせっかく色々前もってプランを考えていたのに!
という感情は全く芽生えず、よっしゃわがまま外国人の人数が減った!と内心喜んでいた。

ちなみに美々卯 祇園店は大きな個室がとれ、うどんすきをゆっくり楽しめ、皆とても喜んでいた。

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いつでもどこでもCEIBSフラッグと共に行動。

清水寺を終えた後に、疲れたのでマッサージに行きたいと言い出した者もかなり現れ、最終的に嵐山のライトアップに行ったのは以下の通りのメンバー。

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7人、半数以下である。

その後、前夜同様に、ドン・キホーテで大量の酒を購入し、すべて飲み干すまでドリンクゲームを続け、京都二日目を終えた。

ハズレAirbnbの5つの理由

中国では今週末くらいから旧正月になるので、CEIBSも休みに入る。
皆実家に帰ったり旅行に行ったりしている。ちなみにこの時期の航空券の値段はバカ高いため、皆今学期のスケジュールが確定する前に、スケジュールを予想して航空券を購入しており、蓋を開けたら授業が入っていたということで、結構最近の授業は欠席が多い。

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 ↑トランプ:
ちょっとすれば中国経済は深刻なスランプに陥るだろう。
工場や街中の店が閉まり、ストックマーケットも活気を失うだろう。
また、金持ちは家族と共に海外に逃げ、家のドアには赤紙が貼られ、
人気のない通りには火薬の匂いが立ち込めるだろう。
やることのない人々は一日中酒を飲み、ギャンブルに明け暮れるだろう。
子供たちはお金を求め、徘徊するだろう。なんて悲しいことだ。

 

中国政府:それが旧正月だろ。この脳たりんが。

これは最近良く中国内でシェアされていたトランプ政権に対するIrony。
家のドアに貼られる赤い紙とは、中国で伝統的な福を呼び込むこのマークのこと。

f:id:ceibs2018:20170126100253j:plainなぜ福を逆さまにしているかというと、中国語では「到着、来る」という意味をする「到」も、「逆さま」という意味をする「倒」も、(dao の第4声)、同じ発音をしている。
「福」が来る事を、中国語で福到了(フー・ダオ・ラ)と言い、文字は違えど、発音は同じため縁起をかついで逆さまにするようになった。


恐怖のAirbnbのまとめ

以前ブログにて紹介した通りグロービスで授業を受けている間にとったAirbnbの中に一つがハズレの物件が紛れていた。なぜ外れだったのかを纏めて次回からジャパントリップの紹介に移りたい。

 

ceibs2018.hatenablog.com

 

1.布団が一つ足らない

9人で予約していたのに布団が8人分しかなく、家主に相談しても用意しているはずだの一点張り、結局他のAirbnbに余裕があったため、一人そこに移ってもらった。彼はなぜかとても嬉しそうだった。

 

2.シャンプーが3日で切れた

シャワールームには過去の客が残したであろう(?)シャンプーやボディソープが残っていたので我々はそれを使っていたのだが、三日目くらいでなくなった。水で薄めて使っていたが、最終日はもはやカラであった。
この点特に不満は出なかったので自ら買って足すことはなかったが、皆最後の2日間はお湯で体と髪を洗っていたことになる。
ちなみに他のAirbnbではきちんと用意されていた。

3.狭い


この点は前回のブログでも紹介したが、マックス10人の物件と聞いていたが、どうやって10人泊まれというのだ。せいぜい4,5人が限界の物件だった。

4.鏡がない

 

鏡がないので、皆朝スマホの自撮り画面に設定して、誰かにもってもらってそれを鏡代わりにして髭をそったり、髪の毛をセットしたりしていた。

 

5.バス・トイレが一つしかない

 

この点は自分の完全なるミスである。事前に確認してわかっていたはずなのに、バストイレ(しかも共同)が一つしかない物件を選んでしまった。
外国人の中には日本人に比べてシャワーがとても長い人も多いので、朝そういった外国人がシャワーを浴びているとトイレにもいけず、また時間がなく、泣く泣くシャワーを浴びずにグロービスで授業を受けていた者もいた。

 

<良かった点>

皆この逆境を逆に楽しもうと変な一体感が生まれた

韓国人同級生の中には徴兵を経ているものもいたので、その頃を思い出すと言っていた。もっとましな宿舎だったけどと付け加えていた。

時代の先端を行く東京にて、前代未聞の合宿所に打ち込まれたにもかかわらず、泊まっていた同級生たちは小生に不満一つ言ってくることがなかった。
逆境をものともしないMBA生のタフさを感じたとともに、完全に小生のミスだったのに逆に明るく振る舞ってくれて本当に助かった。
彼らとは死ぬまでこの合宿所の話を共有できるのでそれはそれで良かったのではないかと今になって思っている。