CEIBS MBA日記

CEIBS(ときどきIESE) MBA日記

2016年夏から中国、上海のChina Europe International Business Schoolに挑戦する日本人のブログです。本ブログの記事は個人の見解であり、所属する組織や団体とは一切関係なく、組織の公式見解等を示すものではありません。

CEIBS合格から入学までにしたこと

海外にいると、むっちゃ出てくる一時帰国の際のポケットWi-Fiの宣伝↓↓

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実際に、筆者も日本に一時帰国する際は、ポケットWi-Fiを借りているのだが、はっきり言って、日本に一時帰国する際は、

「タオバオでポケットWi-Fiを借りる」 

が正解で、この一択である。

 

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実は、最初筆者が日本に一時帰国した際、それは初年度のジャパントリップで外国人達を引き連れて来日した際、筆者は日本で旅行者用のSIMカードを買って使っていた。

しかしどうだろう、中国人同級生達を引き連れて、スタバかなんかでWi-Fiを拾おうとした際、「GLP○○&#%@」のような同じような名前のWi-Fiが異常な数飛んでいることに気付いた。

そう同級生達のWi-Fiである。
彼らは、日本でインターネットを繋ぐのに、最も安い方法はタオバオでポケットWi-Fiをレンタルしていくことだということを知っていたのだ。

噂には聞いていたが、最初全然信用していなかった筆者。
しれっと試しにその次に日本に帰ったタイミングで使ってみることに。。。


「なにこれすげー便利!」

海外旅行に行く際に、日本でレンタルWi-Fi(イ○トのWi-Fiとか)借りて、すぐにインターネット容量の上限に達してむっちゃ速度が遅くなったり、自分の期待通りに働いてくれなかった経験がある人はいるんではないだろうか。

このポケットWi-Fiも、一日100円程度、しかも中国製ということで全く期待していなかったが、

1.4Gでめちゃくちゃ早い。
2.何台でもつなげる
3.無制限に使い放題

のため、むちゃくちゃ便利。むしろ最強であった。

中国発、日本行きの飛行機で、日本に到着と同時に中国人が一斉にポケットWi-Fiの電源をつける光景を見たことがある人がいるかもしれない。
実はそれは、タオバオ経由の最強のポケットWi-Fiなのであった。



CEIBS合格から入学までにしたこと

これからCEIBSに入学される方々からCEIBS合格してから、CEIBS入学までの間に何をやっていたのか聞かれたので、今回参考までに記載しておきたい(遅くなってしまい申し訳ないですm(_ _)m)。

筆者の場合1st ラウンドで合格していたので、入学までの間わりと時間があった。

1月—2月(英語発音強化と中国語)

  • MBA受験を通じて、自分の発音が他の外国人同級生に比べて著しく劣っていることを痛感し、英語発音の専門家であるスギーズ先生に弟子入り(先生は、生徒のことを弟子と呼んでいた。大変残念ながら、小生のMBA期間中に先生は他界された。先生のご子息が引き続き同じメソッドで発音塾をやっている)。
  • 東京にある中国語の学校(東亜学院)でフルタイムで中国語の勉強
  • もちろんオンライ英会話(DMM英会話)は毎日継続


3月—6月:(復旦大学で中国語どっぷり)

  • 復旦大学(上海)にて中国の勉強。3月からどっぷり中国でフルタイムで中国語の勉強を開始して、4月にHSK5級を取得。HSKの試験は、リーディングの比重が高く、スピーキングがないため、日本人にはかなり楽勝な試験である。従ってHSKが取れたからといって喋れる訳ではない。実際HSK5級程度では、例えばCEIBSで中国人と中国語でディスカッションするのは難しい。
  • もちろんオンライ英会話(DMM英会話)は毎日継続 


7月:CEIBSにて英語のプレコース受講

こんな感じである。
入学前は「英語の発音」と「中国語」の上達に時間を割いていた。
自分の感覚では、英語と中国語は全然親和性がないように感じており、当たり前だが、中国語を10勉強したら英語力が1上がるようなことはない。

むしろ、中国語を10勉強したら英語力が1下がってるんじゃないかと思うこともあるくらい相性の悪い言語だと感じており、両方を同時に学習することは非効率だと思っていたが、自分の運命と思って頑張っていた。

清華大学出身者には気をつける

<第12話>在学中にママに。クラスメートは、スーパーキャリアウーマン |

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ビリオンビーツの同級生インタビュー記事がアップデートされた。
前回のブログ記事で紹介した、ゴールドマン・サックス出身の夫婦である。

もう卒業も迫っているということで、ビリオンビーツでは、もう一人中国人同級生を紹介し、最後は日本人同級生(奥さんは中国人で、北京で起業)のストーリーを紹介して、インタビューシリーズをしめて、最後に小生のビリオンビーツでインタビューを通して思ったこと、MBAを通して思ったことでしめたいと思っている。

ローランド・ベルガーのコンペでCEIBSチーム優勝


一個下の代が、スペインバルセロナで行われた、ローランド・ベルガー主催のケースコンペでCEIBSチームが優勝したと記事が上がっていた。
すげーなーと思って記事を読んでいた。

これは48時間とか、72時間とか、時間制限のある中でのケースコンペティションである。

優勝したチームの感想を以下に引用する。

“Fortunately, we were each able to use our different strengths, cooperate well, and finally complete the task under pressure.”

“I didn’t realize how much we have learnt during the MBA until I did the case competition,” said MBA 2019 Apricot Wilson. “We had to settle down for 48 hours with only a case study and investor relations material to guide us in formulating a full strategy for Nokia. This pushed me to pull together knowledge from various areas, from accounting to organizational behavior. We didn’t have much time to see Barcelona and I think the trip has to be among the busiest 72 hours of my life, but I don’t think I could have learnt more in such a short time. The trip covered everything from 5G, to life as a strategy consultant at Roland Berger, to paella making courses; it was certainly a busy and fun experience.”


簡単に要約すると「バルセロナ観光する暇のない死ぬほど濃い72時間だったけど、本当にたくさんのことを学んだ」と言っている。

ケースコンペは、もちろんコンペに対するコミットメント具合にも大分よるが、本当にたくさんのことを学ぶ事ができる。
よく知らない分野について、イチから業界、バリューチェーンから調べて、要点を絞って、プレゼンに落とし込む作業は本当に勉強になる。
何より、普通だったら会うことが出来ないような、重鎮が審査員をやっていることも多いので、そんな方々からコメントをもらったり、交流できるのも財産だ。
得てして、MBAの授業の忙しい1年目に、大きいコンペが多いので、敬遠してしまう学生も多いが、無理してでも参加した方が間違いなく良い。

また、企業がスポンサーを基本的にはやっているので、志望の企業がスポンサーをやっていたら、そこの企業へのアピールにもなり、オファーをもらうこともある。

清華大学の出身者には気をつけろ!

さて、そもそもこのコンペに参加するには、CEIBS内の競争に勝って選ばれないといけない。
どんな優秀なチームかと思って、記事の写真をみると

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あーなるほど、今年ファイナンスのクラスで一緒にグループを組んで、しゃれにならないくらいに頭良いなと思った中国人がいた(一番右)。

筆者は、中国にきてから中国の大学事情について、友人教えてもらった。
日本人は北京大学や清華大学くらいしか知らない人が多いかと思うが、もちろんそれ以外にもたくさん素晴らしい大学がある。

そして大学でも、学部によって難易度が全然違うことを教えてもらった。

趣味が悪いがその情報と同級生の経歴を照らして合わせてみてみると、なかなか面白かった。「あーこいつは頭が良いと思ってたけどやっぱり」「えっこいつこの名門大学出身なの?!」などなど。

筆者の2年弱、中国人エリート達とサバイブしてきた結論は、もちろん海外の大学出身の中国人もとても優秀だが、こと中国の大学を卒業している中国人に言えることは、

清華大学(特に理系学部、特に特に電子もしくは機械系)出身者

でMBAにきているような人は例外なく、むちゃくちゃ頭が良いという結論に達した。
ちょっと頭が良いというレベルではなく、「むちゃくちゃ」頭が良いというのがポイントだ。



それくらい、飛び抜けて頭が良い人達ばかりなので、その印象が強く、これからの人生も清華大学の理系学部出身の中国人(外国人は割と簡単に入れるので除く)と出会ったら身構えてしまいそうである。

ゴールドマン夫妻

来週末にいよいよ筆者はMBAライフ最後のコンペに出場する。
そしてその週末が、CEIBSの学生として最後の週末になると想う。上海には卒業式に参加しに戻ってくるけれど。
最後くらいゆっくりしたら良いのにと周りに言われたが、自分が成長できて面白そうなものが転がっていると飛びついてしまう性格らしい。

今回は最後ということもあり、また研究対象企業が中国の飲料メーカーHuiyuan(汇源、香港上場)であるということもあり、更に自分以外のメンバーが全員中国人ということもあり、他の中国人メンバーの了解を取り、チーム内のやり取り、ディスカッションは全て中国語でトライしている(ケースコンペ自体はもちろん英語)。

CEIBSの授業のグループワークの際に、中国人が多くて議論が中国語になるということはあるにはあるが、自分が嫌な顔をすれば大抵英語に戻るし、重要な部分は英語で必ずやる。

しかし今回は、逆に筆者がお願いして、拙い中国語で申し訳ないが中国語でやらせてほしいと逆オファーをしてみた。

英語のディスカッションでも日本語の3倍くらい疲れるが、中国語でのディスカッションはその10倍位疲れる。

何よりディスカッションにのぞむにあたって、しっかりと準備して言いたいことも用意しておかないと、一切貢献出来ないので、準備にとても時間がかかるのだが、とても良い経験をさせてもらっている。

ゴールドマン夫妻に贅沢にガイドをしてもらう

 

さてさて、旧正月3日目、4日目は武漢に移った。
武漢も中国の第二級都市である。武漢でもまた違う同級生にお世話になった。
彼女の旦那さんが何と日本語がしゃべれるということで、彼女の旦那様も参加頂いたのだが、共にゴールドマンサックス(上海)で働いていたという夫婦である。

ちなみに案内してくれた女子同級生は、MBA在学中に出産も経験しており、中国語だが、彼女のストーリーが先日の女性の日に、CEIBSの学校のコンテンツに載っていたのでご紹介。
↓↓

一边怀孕生子一边全职读MBA,超级辣妈是如何炼成的

 

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すげー、あんなにお腹が大きいのにしっかりエクササイズしてる。。。
旦那が昨年末に、ゴールドマン・サックスを退職し、地元の武漢で起業したので、彼女は地元の武漢で職を探しているとのことであった。
結構中国の一級都市は、競争が激しいので敢えて、二級都市、三級都市で起業している同級生も増えてきた印象だ。
詳しくは数日中に、彼女のインタビュー記事がビリオンビーツにアップされるので是非。

大都会「武漢」

上で、競合を避けるために二級都市や三級都市から始めると記載したので、少し田舎なのかなと思われる方もいるかと思うが、そうではない。
もちろんある部分では、まだ完成されていない印象を受けるかもしれないが、むしろ日本の東京以外の都市より大分都会だということが言えると思う。

少し関係するような、関係しないような話だが、日本人と話していてスターバックス リザーブ(スタバのハイブランド)を知らない人がいて驚いた。
なぜなら中国では、スターバックス リザーブだらけだからである。
武漢でふと入ったスタバが、普通のスタバだと思ったらスターバックスリザーブで、雰囲気的に安いコーヒーを頼めずに、オシャレな高いコーヒーを頼んでしまった経験がある。そして同様のことが南京(二級都市)に行った時にも起こった。
これを筆者は中国の無駄にスタバリザーブ問題と勝手に呼んでいる。

ともかく、二級都市にもしっかりとスタバリザーブが進出してきているのである。
一方で、日本は東京以外本当に数える程しかスタバリザーブがないことを先日ひょんなことから知った↓↓



同級生の素晴らしいナビがあり、とても楽しめた武漢旅行。筆者が特におすすめする場所は2つ。

1.武漢大学

筆者が訪れた時期はオフシーズンの上に、雨がパラパラ降っていたのだが、それでもキャンパスはとても美しかったし、とても広大で感動した。
武漢大学は中国でもトップクラスに優秀な大学だが、その上こんなにキャンパスが美しいとは。。。

清華大学のキャンパスも広大で感動したが、武漢大学は、山の中腹にあるようなイメージで、坂がとても多く、そのいびつな構造が、逆に素晴らしい景観を生んでいる。
桜シーズンは一般に開放され、とてもこむらしい。
以下写真は、以下ウェブサイトより拝借。

moerochina.blog.jp

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2.The Han Show

これはデキるこの夫婦が、天候が悪いからと予約してくれたショー。サーカスに近い。
下のとてもイカツイ建物の中で行われる。

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こんだけ光ってると中に入りづらい。

以下公式サイトと、Youtubeで様子が伝わったらと思う。

dragone.com

www.youtube.com


えっシルク・ドゥ・ソレイユのパクリじゃないの??

イエス!!

筆者も観ながら中国版シルク・ドゥ・ソレイユだと思った。
実際にトリップアドバイザーにも武漢のシルク・ドゥ・ソレイユとして紹介されている。

www.tripadvisor.jp


細かいことは気にせず、クオリティは高いので、シルク・ドゥ・ソレイユファンは必見である。