CEIBS MBA日記

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CEIBS MBA日記

2016年夏から中国、上海のChina Europe International Business Schoolに挑戦する日本人のブログです。本ブログの記事は個人の見解であり、所属する組織や団体とは一切関係なく、組織の公式見解等を示すものではありません。

データサイエンスの授業

昨日近所のデパートに買い物に行った。
もちろんMobikeで。
すると。。。

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道がMobikeだらけ!!!
人が一人通るスペースしかない涙

Mobikeの難しいところは、チャリンコが上海市内でまんべんなく散らばらないことである。
つまり、ある場所Aからある場所Bへよくチャリンコが使われるけど、反対に場所Bから違う場所にMobikeを使うとは限らない。
その場所Bにたくさんのチャリンコが溜まってしまうのである。
そうなると夜中にMobikeの従業員が大量にチャリンコを再配置している。
画期的なサービスだが、まだまだ発展途上なのである。

Term 4の授業

CEIBSはどんどんカリキュラムを良くしようと努力しているため、毎年毎年新しい科目が出て来る。
もちろんそれだけチャレンジすれば、良い科目もあれば、いまいちフィットしない科目も出てくる。

Term 4の中でもそのような科目があった。

それが


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データサイエンスの授業である。

ビックデータ等キャッチーな言葉が授業紹介文に並び、これからはデータサイエンスの時代だろう!と教室に入る上限いっぱいの70人以上の同級生がこの選択科目に飛びついた。

しかしこの授業は、今年から始まった授業のため、昨年までの実績がない授業なのである。

そして初回の授業で全員絶句することになる。。。

アルゴリズム、アルゴリズム、アルゴリズム

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今回の教授は、MBA生に普段教えている教授ではない。
データサイエンスを専攻する学生に教えている教授である。

そして最初の3回くらいの授業は、基本的なアルゴリズムの説明についての授業で、
まるで数学の授業のようであった。

実際のケースを基に議論して、何かを得る普通のMBAの授業とはまるで異なる。

 

生徒の不満殺到


ついていけずに、諦めてしまう生徒が続出したのである。
また、デーサイエンス「マネジメント」の授業なのに、実際の事業等に全く結びつかないと、アドミッション・オフィスや教授に直々に不満が殺到したため、
教授も後半やや、実際どのようにこのアルゴリズムが実世界で使われているか、
実業家を招いての授業など実務よりの授業になった。

 

www.kujiale.com

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例えばゲストスピーカーに来ていただこの企業↑。

どんな起業家というと、上海の住みたい場所の住みたい物件を最初に選択して、自分の好きな間取りや家具を画面上で設置すると、実際に自分が選んだ家具や間取りで希望の物件が3Dで浮かび上がってくる。

内装のデザイナーと顧客の実際のニーズを共有して、限りなく顧客のニーズに沿うように出来るというわけだ。

創業五年で急成長したベンチャーで話はとても面白かったのだが、いかんせんこのアルゴリズムが元になってるとか言われても飛躍がありすぎて実感がわかなかった。。


テスト前には、データサイエンスのバックグラウンドを持つ、同級生がテスト対策の講義をしてくれた。
教授も、実際2時間のテストだけど、すげー簡単だから、早い人は30分で終わっちゃうかもしれない。という言葉を信じ油断して正直何か雲をつかむような感触のまま、テストに臨んだ。

結果1時間経っても席を立つ同級生はおらず、皆むちゃくちゃ難しいと感じたようである。


データサイエンスの授業等は今後増えていくだらうが、どのようにMBAの授業に取り込むか、どこまで深掘りするか、今後の課題ではないだらうか。

ちなみに筆者自身はデータサイエンスの世界はこんなものなのかと覗けたこと、基本的な考え方を学べたので割と満足はしました。

 

さらばマセラッティ(中国の電動バイク産業)

ユニクロ中国がMobikeとパートナー契約を結んだというニュースが流れていた。

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こういうところは本当にユニクロは意思決定が早いし、何より目のつけどころがすごい。
Mobikeがこれだけ普及してきたら、必ずMobikeに広告を載せようとする企業が現れてくるはずで、健康的でスポーティなイメージを植え付けたい企業にはもってこいである。
今後更なるMobikeとユニクロのコラボレーションに期待したい。

 

中国の電動バイク産業

前回触れたように小生は電動バイク(前回のブログで電動自転車と紹介していたが、その破壊力とスピードからバイクと呼ぶにふさわしいと思い、今回の記事から改名した)を手放す決意をした。

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大変便利で満足度は高いのだが、自分のように無茶な運転をしがちな者がこれに乗り続けたらいつか大事故に巻き込まれると思ったからである。

先日中国本土に初めてきたという日本人と話していて、中国での電動自転車の普及と、クオリティの高さに驚いた。と言っていた。

半分当たっていて、半分間違っていると思うので電動自転車業界について解説したい(以下主に「2020年の中国」野村総合研究所を参考にしている)。


中国の電動バイク産業

まず大体中国には、どれくらいの電動バイクがあると想像されるだろうか???

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中国政府の発表によると、今現在大体2億5千万台の電動バイクが中国国内にあると言われている。
日本の人口の倍以上。そりゃよく見かけるわけである。
反対に、中国国内でガソリンで走るオートバイの数は年々減少している。
実際、上海で日本で見る一般的なオートバイをみることはめったにない。
世界のほとんどの電動バイクは、中国で生産され、中国で消費されている。

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なぜここまで、中国で電動バイクは普及したのだろうか。

理由は安価な価格設定である。
新品の電動バイクを買う場合大体、価格帯は1,000-3,000元である(日本円で、16,000-8,000円)。
実際新品で買う人は少なくて、小生もタオバオ経由で900元弱で購入した。
この価格設定だったら、農村部の人々も購入することが出来る。

なぜこのような安価な電動バイクを各社提供できるのだろうか。
それは電動バイク製造メーカーが、既存の産業が構築してきた産業基盤を上手く活用してきたことが大きな要因である。
電動バイクのメーカーは専業メーカの他に、オートバイや自転車業界からの参入も多い。プレスチック部品は家電やオートバイ向けに金型を製造してきた浙江省の金型供給に8割型支えられているという。

最高の製品を目指すのでなく、敢えてSOSOなプロダクトを選択

中国に来た日本人がいっていたように、多くの人は中国の電動バイクは発展していると思われるかもしれないが、ほとんどは、中国メーカーが最新技術を敢えて採用せずに作り出した電動バイクである。
例えば、リチウムイオン電池を使えば、電池の性能はあがるが、リチウムイオン電池搭載の電動バイクは基本的には輸出向けで、国内向けは敢えてグレードを落として価格を抑えるために鉛酸電池が使われている。

厳しい競争環境

しかしながら、それは各社が製品の性能改善の努力を怠ってきたというわけではない。
市場が拡大していく中で、様々なメーカーが参入し、ピーク時には、完成車のメーカーは1,000社以上に上がった。
このような環境下で各社切磋琢磨して商品開発を進めてきたのである。
実際、鉛酸電池の寿命は1997年から2005年までに35%伸び、モーターの効率は1995年から2000年の間の間に6割上昇したいという。

このようにメーカー間の生存競争が、製品の品質を高め、それをユーザーが満足して、更に市場が拡大するという循環を生んでいるのである。

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これからも増え続けるだろうが、特に免許がいらずに乗れてしまうので、
マナーのなっていない電動バイクドライバーも一定数いるのが事実である。
中国に来た際は、歩道を歩く際も十分な注意が必要である。

 

さらばマセラッティ(中国の交通事故事情)

昨日勢いで書いた記事で、台湾ナイトがただのKTVだったかのような誤解をまねく記事だったので、台湾ナイトの続きを少し追加したい。

台湾ナイトのコンテンツの半分は実際にKTVだったが、
残りの半分は、様々なゲームや台湾同級生達からの出し物でとてもオーガナイズされた会だった。

3時間弱の会だったと思うが、皆最後まで飽きることなく盛り上がっていた。

特に台湾ナイトは、MBA以外にもEMBA、FMBA等のアラムナイからたくさんの協賛を得ており、商品がめちゃくちゃ豪華であった。
台湾行きの往復航空券も10人弱位あたっていた気がする。

ということで、素晴らしい会の写真を最後に載せておく。

 

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各テーブルの代表者による台湾ビール一気飲み対決

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素晴らしい会を企画してくれた台湾同級生↑

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さらばマセラッティ

 

全然話が変わるが筆者には勝手にマセラッティと名付けている愛車がある。
それがこちら。

 

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先日スーパーから出ると愛車の上で猫が休んでいた。
もっと安定しているところがあるように思う。

中国に来たことがある人ならわかると思うが、中国では電動自転車がものすごい普及していて、中国人の足となっている。

筆者も昨年夏に同級生(ジャイアン)に協力頂きタオバオで購入した。
ちなみに900元(=1万5千円位)である。
電気自転車業界のものすごい競争の末、このように低価格で手に入るようになった(次回その様子は書きたいと思う)。

ceibs2018.hatenablog.com

この電気自転車、使ってみるとめちゃくちゃ便利なのである。
50キロくらいスピードがでるし、電気で動くので燃料費もかからない。
CEIBSは少し不便な場所にあるため、歩いて行くには遠いけど、タクシーで行くまでもない場所には最適な交通手段なのである。

だがしかし、裏を返すととても危ないとも言える。
これだけ高速で走るのに、自転車と同じ扱いなのである。
そして筆者も走行中に何度も危ないシチュエーションに出くわして、大事故を起こす前に愛車を手放すことにした。


中国の交通事故事情

 

想像に難くないが、中国は世界一の交通事故大国である。
実は中国政府が発表している交通事故による死亡者は年々減少している。

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実際、中国政府は様々な方法を使って、交通事故を減らそうと努力している。
またDidi等のタクシー会社は、ビックデータを使って運転手のアクセル、ブレーキを踏む回数までデータをとって、安全運転に投資している。

 

しかしながら、WHOは明確に、実際には中国の発表している交通事故死亡者数の4倍は交通事故によって死亡していると指摘している。
これは交通事故を起こした人の多くが警察には報告していない等様々な仮定に基づいている。
(ここで言う交通事故死亡者は正確には、道路上での死亡者の数である。従って、インフラが不完全(例えば急に陥没したりして)それによって亡くなった方も含まれている)。

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WHOによれば、年間26万人一日700人の中国人が交通事故によって命を落としている。
45歳以下の死亡原因の第一は、エイズでも、自殺でもなく交通事故なのである。
これは世界一の数である(2位はインドで20万人超え)。
WHOは交通事故によって毎年GDPの3−5%は失われていると指摘している。

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中国政府は、例えば車の登録料をめちゃくちゃ値上げしたりして、車の台数を制限しようとしているが、中国国内の車の台数は右肩上がり。

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それに伴って第一級都市の交通事故による怪我のリスクも上昇を続けている。

そんなこともあり、怪我をする前にマセラティを手放すことにした。
自分の性格も加味して、我ながらナイス判断だったと思っている。

しかしながら電動自転車自体は、面白い業界なので明日紹介したい。