CEIBS MBA日記

CEIBS(ときどきIESE) MBA日記

2016年夏から中国、上海のChina Europe International Business Schoolに挑戦する日本人のブログです。本ブログの記事は個人の見解であり、所属する組織や団体とは一切関係なく、組織の公式見解等を示すものではありません。

さよなら、はてなブログ!

ずっと同級生のインタビュー記事を書かせてもらっていた、ビリオンビーツの連載も終わり、最終回は恥ずかしながら自分の感想で締めさせてもらった。

<総集編>【前編】CEIBS、行ってよかった!− 感動の卒業式 − |

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この企画を通じて、たくさんの同級生と仲良くなることができたし、彼らの持っている夢や、考え方、今までしてきた経験はとても刺激になる。
(ちなみに紹介した同級生の一人が、訳あって日本で働こうと日本での就職活動を開始していて、全力サポート中である)

ビリオンビーツで連載出来たことで、ビリオンビーツのコミュニティに入ることで出来たのもとても大きい。
ビリオンビーツのメンバーは皆とてもプロフェッショナルで、飲み会にいけば、その道の専門家から興味深い話がたくさん聞ける。
割と普段の飲み会では、自分がユニークな経験、キャリアを歩んでいることが多いからアウトプットすることが多い気がするんだけど、ビリオンビーツのメンバーと話すときは質問したおしてしまう。

とにかくビリオンビーツ関係者の皆様、読んでくださった皆様、本当に有難う御座いました!


さらば、はてなブログ!



ということで、2年以上続けたこのブログも一旦しめたいと思う。
こんなアホみたいなブログでも、継続して続けるとかなりの人に読んでもらえて、それなりに反響もあったように思う。
何より、ブログを通じて人脈も広げることが出来た。

今後留学する人にアドバイスなんてする立場ではないけど、
ブログは自分の想像しなかった場所に連れて行ってくれるので、かなりオススメです。


今後は、以下の新しいブログで新たに、ポスト中国MBA生活に綴っていこうと思います。
今まで本当に有難う御座いました!谢谢!再见!

 

 <↓新しいブログ↓>

https://note.com/hirotaka_oyama

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【イベント】6月27日(水)CEIBSイベント&7月22日(日)アジアMBA夏祭り

今月末(来週水曜日)と来月に二つイベントに登壇させて頂くことになりましたので、以下ご紹介させて頂きます。

1. 6月27日(水)CEIBSイベント@東京

こちらはCEIBSのアドミッションオフィスは参加しませんので、極めてフランクな場になれば良いなと思っておりますので、気軽に来て頂けたらと思います。
以下CEIBSの日本の代理店をつとめておりますフォースバレー・コンシェルジュ(株)からの告知文となります。
お問い合わせは直接宜しくお願い致します。

MBA留学をお考えの方は、現在スコアメイクはもちろんですが、最終的な学校選びを真剣にお考えの時期だと思います。この度は、在学中は大変興味深いブログを書いてくださり、今年4月にMBA2018生としてCEIBSを卒業された方が体験談を語ってくださります。1年半のMBA生活で楽しかったこと、つらかったこと、成長したことなどを中心に、上海での生活などを直接質問できるまたとない機会ですので、是非お誘いあわせの上いらして下さい。
 
【日時】  2018年6月27日 水  19:30-21:00 
【場所】  フォースバレー・コンシェルジュ(株)本社ビル
東京都千代田区麹町5−3 秋山ビル6階
【内容】   CEIBS卒業生の体験談、MBAに興味のある方との情報交換
【参加費】 無料-前半は体験談、後半はドリンクを用意しております。
【参加予約&ご質問等】 CEIBS日本オフィスceibs-japan@4th-valley.com

2. 7月22日(日)アジアMBA夏祭り@東京


アジアでMBA夏祭りは、アジアMBA関連では一年を通して最大のイベントとなります。
自分以外のCEIBSの卒業生も多く参加しますので、是非ご参加頂けたらと思います。

以下AGOSホームページより引用

『アジアMBA夏祭り』は、アジアのトップビジネススクールの卒業生・在校生の方々の受験体験談、在学中の武勇伝や苦労話 、課外活動や生活全般の話など、先輩たちの生の声を聞けるまたとないチャンスです。学校主催の正式な説明会とは異なり 、アジア全域を一度にカバーする卒業生によるパネルディスカッションや、各校ブース形式での学校紹介を行い、リラックスした雰囲気の中で、直接質問できます。

”アジアの時代”に”アジアのMBA”を取得することは、希少価値の高いアジア人材としてキャリアアップに繋がります。アジアMBAトップ校の卒業生総勢50名以上が集まる本イベントにぜひお越し頂き、アジアMBAの実力を直に感じてみてください 。


◇日時: 2018年7月22日(日) 13:30-17:00
◇会場: AP西新宿 (新宿区西新宿7丁目2番4号 新宿喜楓ビル6F・5F・4F(受付5F))
https://www.tc-forum.co.jp/kanto-area/ap-nishishinjuku/ni-base/

◇イベントスケジュール

第1部:卒業生によるパネルディスカッション

第2部:各校ブース形式での学校紹介

◇参加予定者出身校:12校 (2018/5/18現在)
・清華大学経済 管理学院/ School of Economics and Management Tsinghua University
・北京大学光華管理学院/ Guanghua School of Management Peking University
・長江商学院/ Cheung Kong Graduate School of Business
・中欧国際工商学院(CEIBS)/ China Europe International Business School
・香港中文大学/ The Chinese University of Hong Kong
・香港科技大学/ The Hong Kong University of Science and Technology
・香港大学/ The University of Hong Kong
・シンガポール国立大学/ National University of Singapore Business School
・南洋理工大学/早稲田大学 Nanyang-Waseda Double MBA
・シンガポール経営大学/ Singapore Management University
・一橋ビジネススクール  国際企業戦略専攻 / Hitotsubashi Business School - School of International Corporate Strategy
・国際大学(IUJ)/ International University of Japan

www.agos.co.jp

 

同級生をインタビューして感じたこと

ビリオンビーツの活動を通じて、数多くの同級生をインタビューする機会を得た。連載を通して思ったことは大きく3つある。
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コンフォートゾーンから意識的に、定期的に抜ける

1つめは、同級生たちは立ち止まる重要性を知っているということ。
彼らはキャリアを一時中断して、別の環境に身を置くことをとても重要だと思ってる。

その期間に、新しい視点を得て、新しい価値観に触れることで最終的に人生自体が豊かになると感じているからである。
例えば、このインタビューシリーズでも、会社を辞めて、1年間の世界1周旅行に出て、そこで今の夫を見つけ、新しいビジネスアイデアを見つけた中国人女子のストーリーを紹介した。

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彼ら、彼女たちはむしろ、1つの場所に留まることで、自分の視座や、物の見方が固定されてしまうことを大変恐れているように感じた。

これは日本の従来型の、1つの大企業に定年まで勤め上げる思考とは相反する。
また、短期的なキャリアの向上、短期的なリターンを真っ先に考える人には、なかなか真似できないことだと思う。

MBAとは自分のキャリアを追及する場所なので、もっとみんな目先の利益ばかりを考えて生きてきた人たちかと思ったら、じつはみんな、人生をどうやって充実させるかに焦点をあてて生きていて、そのために若干の目先のキャリアの利益を追求しない姿勢に感銘を受けた。むしろ、思い返せば自分の方が、目先の利益に振り回されて生きてきていたなと感じることが多かった。

同級生たちを見習って、どうやったら人生を豊かに、面白く生きられるかに焦点を当てて、キャリア含めて人生設計していこうと強く思った。

上海の共働き率は97%

2つめは、子育てや結婚のために、夫婦どちらかがキャリアを諦めるのは絶対におかしいということこと。2015年に日本総研が発表した、「アジア主要都市コンシューマインサイト比較」によると、既婚夫婦の共働き率は、北京98%、上海97%で東京は54%。じつはアジア主要都市の中で75%以下は東京だけ。

それは中国ではベビーシッターが安いからだとか、おばあちゃん・おじいちゃんが孫の面倒をみる文化が浸透しているからだとか、色々理由をつける人はいるかと思うが、中にはベビーシッターに子供を預けるコストの方が、その人の収入より多いケースも結構あり、そのようなケースは前の理屈では説明でない。結局彼ら、彼女らは、短期的なコストよりも、長期的な人生設計を考えているからそのようなことが出来るのかなと思う。

もちろん専業主婦自体を否定するつもりは全くないが、世界的にみて、レアな存在になってきていることは認識しても良いかもしれない。
 
夫婦二人とも大企業でいいの?


3つめは、共働きだからこそ取れるリスク、選択があるということを改めて認識した。既婚の同級生のほとんど皆が共働きだが、こうやって同級生がMBAにこられるのも片方がその間働いているからだし、起業家精神旺盛な中国人の文化には、共働きはとてもフィットしていると思う。

思い返せば先日同級生と話をしていて、自分も妻も共に大企業で働いていると言ったら、なぜ片方がベンチャーもしくは企業してIPO(上場)を狙わないのだと言わた。それだけ守られている状態だったら、リスクも限られているし、大きなリターンを狙うべきだというアドバイスで、これはとてもMBAに来ている学生らしい考え方である。

実際、同級生の中には、起業する人も多いが、中国で起業した日本人同級生のように、片方がリスクをとって起業して、片方は堅実な企業で勤めるケースは多く、彼らなりに、リスクを最小限に抑えている。
このように本当にやりたいことがあり、それに伴うリスクが大きいと判断した場合、共働きでないとなかなか踏み切れないだろう。

同級生へのインタビューを通じて、夫婦ともにキャリアも、家庭も、子育ても全力で頑張る姿勢に感動したし、彼らのような家庭を築きたいなと強く思った。