CEIBS MBA日記

CEIBS(ときどきIESE) MBA日記

2016年夏から中国、上海のChina Europe International Business Schoolに挑戦する日本人のブログです。本ブログの記事は個人の見解であり、所属する組織や団体とは一切関係なく、組織の公式見解等を示すものではありません。

【Billion Beatsで連載を始めました】(&連載までの経緯【後編】)

連載が決まってからの苦悩

ceibs2018.hatenablog.com

 

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実は連載させて頂くことを決めてから、実際に第一話が公開されるまでかなりの時間を費やした。
最初、ただ闇雲に同級生達の今後の夢みたいなものを取材して、記事を書こうとしていた。
しかしながら、実際に取材が終わって記事を書いて読み直してみると、

むちゃくちゃつまらない。。。。

 

Billion Beatsの方々も最初出来上がった記事のつまらなさに驚愕したと思う。
つまらないっていうのは、要は内容が薄っぺらいということであった。
何か具体的なターゲットと、具体的なテーマをしっかりと設定する必要があることに気付き、Billion Beatsの関係者との打ち合わせの中で、自分が最も中国に来て驚いたことを、Billion Beatsの力を借りてより深く追求することにした。

最近、中国のITがものすごい進化している、テクノロジーの進化がものすごいという趣旨の記事は日本語でも多くなってきた。

(こんなのや↓)

www.mag2.com

(こんな記事↓)

mirai.doda.jp

 

こういう記事も、中国のイメージが数十年前のままストップしている日本人読者には、とても有用だし、意味のある記事である。
しかしながら自分にしか書けない何かがあるんじゃないか。。。
それは多分一番CEIBS自分が上海に来て驚いたことと関係があるんじゃないかと考えた時に、ふと思い出したのが、

「CEIBSの女子同級生達のたくましさ」であった。


語弊が一部あるかもしれないが、上海の若い夫婦(エリートのみならず)の間で、専業主婦という言葉は死語である(良い悪いは別にして)。
二人共当然のように、自分のキャリアを追求しながら、家族も子育ても両立している。
実は中国は、世界の中でも男女平等がとても進んでいる国なのである。
これには、正直筆者は大変驚いた。

 

中国人エリートから学ぶ、これからの働き方

そしてビジネスのみならず、働き方や家族のあり方、夫婦のあり方、夢の持ち方さえも中国から学ぶ時代が来てるんじゃないかという仮設が、筆者の中であった。
今回の連載で、仮設が割りとそこまで的外れではないということを証明出来たらと思う。

ということで、これからのBillion Beatsでの連載のテーマは、既婚の中国人エリート(特に子持ちの女子同級生)への取材を通じて、彼らがどのように家族、子育て、キャリアを両立しているのか、そして何を成し遂げようとしているのかを聞き出すこととした。
働き方改革が叫ばれている日本の中で、筆者含め迷える若い夫婦は多いと思う。
願わくば、そのような共働き夫婦の今後に役立つような記事が書けたら良いなと思うし、何より、筆者自身が、これから夫婦で家族も子供もキャリアも諦めること無く、最高の人生を実践するために、この企画から多く学べたらと期待している。

またとても嬉しかったことに、連載が始まった後に、日本人のみならず、CEIBSの中国人卒業生達(主にExecutive向けのEMBAの卒業生)がこの活動を評価してくれたことだ。
EMBAの卒業生の中でも、日本でビジネスをやられている中国人の方は多い。彼らの多くは経営者である。彼らとの繋がりもCEIBSでの大きな財産である。

 

「中でも嬉しかったのは、良いところも悪いところも客観的であることを望みます。」というコメント。

 (日本語ネイティブではないので一部自然ではないけど、日本語でコメントを下さる先輩方↓)

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日本国内では、中国の話題になると極端にネガティブな報道ばかりされるが、当たり前だけど、中国人の方々が望むのは、極端にポジティブな報道でも、もちろんネガティブなものでもなく、良いところも悪いところも含めて中立的な記事なんだなと改めて気付かされた。

ということで、なるべく自然な中国人が写し出されるような記事を書けるよう頑張りたい。



そして最終的には、少しでも日中の距離が縮まったらと思う。


(Billion Beatsのお世話になっている皆様、アイデア出しの段階で多大なご協力頂き誠に有難う御座いました。今後も引き続きご迷惑お掛けし続けますが宜しくお願い致します。)