タクシーアプリで中国語上達
先日都内で行われたアジアMBA夏祭り (主催:アゴス・ジャパン)の記事がBUSINESS INSIDER JAPANに取り上げられていたのでご紹介。
数年前から始まっているこのイベントは、今では毎回200人程の人を集め、
アジアMBAに関する最も大きなイベントとなっている。
大体海外のMBAに行く日本人の総数が毎年200程だと思うので、すごい集客である。
MBAスクールの夏休み期間に入って、他のアジアのMBAスクールに通っている他の日本人同級生や、アラムナイとしゃべる機会が増えたが、
そこでよく話題になるのはこの記事の中でも触れられているように
華僑のネットワークの凄さ=中国語の重要性
についてである。
特にアジア域内で実際にビジネスをされているアラムナイの方や、インターンをしているMBA同期が実感をもってこの話をすることが多い。
中国タクシーアプリを使うべき3つの理由
中国でメータータクシーは乗ってはいけない。その理由は以下の通りである。
(最初の2点は各国でUberが流行っている理由と同じかもしれないが、3点目は中国独特だと思う)
1. 普通のメータータクシーより安い場合が多く、遠回りもされない。
アプリにもよるが、タクシー相乗りアプリを使えば、最大でメータータクシーの半額くらいで抑えることが出来る。
また、あらかじめルートがアプリ内で示され、ドライバーはそれに沿って運転するので、遠回りされたり、ドライバーに行き先を伝える必要もない。
2. ドライバーの民度がメータータクシーよりも高い場合が多い+車体もキレイな場合が多い。
どのタクシーアプリも乗客が運転手を評価出来るため(逆に運転手も客を評価する)変な人に当たることはそうそうないし、あまりにも評価が低い運転手はこちらが乗車拒否をしたら良い。
また、タクシードライバーを本業としている人は少なく、お金を稼ぐというよりは、土日にどこかいくついでに乗客を乗せたり、通勤に合わせて乗客を乗せたりする運転手が大半なので、結構な確率でホワイトカラーの車にあたることがある。
3. 中国語の練習になる。
2にも通じるが、そうしたホワイトカラーの車に当たった際には特に、積極的に中国語のレッスンとして時事問題や、中国の問題について運転手と会話するようにしている。
メータータクシーのドライバーとももちろん出来るのだが、なまりが強かったり、上海語を喋り倒してくるドライバーもいるのでたまに練習にならない(くさすぎて心が折れる場合もたまにあり)。
しかも、アプリの自分のプロフィール欄に、「日本人」や「MBA」といったキーワードを入れておくことで、予めドライバーが筆者のプロフィールを確認して、日本に関連した話題で乗った瞬間からおしゃべりを開始することが出来たり、良いドライバーだと日本語の曲を準備しておいてくれたりする。
特にCEIBS周辺は閑静な住宅街なので、CEIBS付近からアプリを使ってタクシーに乗る際は結構な確率でインテリタクシーにあたることがある。
今日乗ったタクシーの運転手は上海交通大学のEMBAを卒業して、会話が大変盛り上がり、連絡先を交換したほどである。
タクシーアプリの使い方
ここでざっくり有名な2つのタクシーアプリの使い方を紹介する。
1. 滴滴
まずはみんな大好き、業界最大手の滴滴(Didi)
滴滴を使わない日はないと言っても過言ではないでしょう。
使い方はいたってシンプル。
1.まず「快车」を選ぶ、こちらがメータータクシーではないタクシー。
「出租车」は普通のタクシー。「专车」は豪華な車や大型車。「代车」は代行タクシー。車でどこかにいって、飲んでしまった際に使う。
2.行き先を入力
3.タクシー運転手が見付かると、何分で乗客の場所まで来るか、と今現在タクシーがどこにいるかがわかる。
4.タクシーの位置が地図上にタイムリーに出てくるので、時間のロスなく、タクシーを捕まえることが出来る。また支払いは降りる際に自動的に引き落とされるので、お金のやり取りはない。
2.嘀嗒拼车
そして筆者が超絶オススメするアプリ、筆者大好き「嘀嗒拼车」。
嘀嗒拼车|创新1对1拼车
実は以前軽く紹介済み↓
このアプリの特徴は
(+)
- こっちの希望の値段で乗せてくれるタクシーを探せる(安い)。
- 相乗りになる可能性が高く、その場合更に安くなる。
- 基本的に時間がある時に、数時間後、もしくは翌日のタクシーを予約する際に使うので、タクシー運転手がこちらのプロフィールを見てくれていることが多く、予め日本人が乗ってくることを承知したタクシードライバーが迎えに来てくれる。
(ー)
- 滴滴のようにマップに最新のタクシーの位置情報が出てこないため、運転手との電話は必須。そこそこの中国語レベルが求められる。
- タクシーを捕まえるまでに時間がかかる。
(使い方紹介)
1. 滴滴同様、行き先と乗車位置を指定する。
2.時間を指定する。この点が滴滴とは違う点。基本的に滴滴が今すぐにのりたい場合に使うアプリなのに対して、嘀嗒拼车は時間がある時に、予め予約しておくアプリ。
3.人数を入力。人数によって値段が異なる+他の乗客を乗せるかどうか運転手が決める材料となる。
4.値段を指定する。設定値段が安すぎて、タクシーが捕まらない場合は「感谢费」を加算して、運転手を探す。
5.成立したらドライバーとコンタクトをとって乗るだけ!支払いは事前にネット払い!
そこそこの中国語レベルが求められるが、その分大分安く抑えられるので時間がある人にはとてもおすすめアプリ。
更に事前に運転手とコンタクトをとっておくことで、タクシーに乗った瞬間からスムーズなコミュニケーションが出来、中国語の練習にももってこい。中国語学習者にもとってもおすすめなアプリなのである。