さらばマセラッティ(中国の交通事故事情)
昨日勢いで書いた記事で、台湾ナイトがただのKTVだったかのような誤解をまねく記事だったので、台湾ナイトの続きを少し追加したい。
台湾ナイトのコンテンツの半分は実際にKTVだったが、
残りの半分は、様々なゲームや台湾同級生達からの出し物でとてもオーガナイズされた会だった。
3時間弱の会だったと思うが、皆最後まで飽きることなく盛り上がっていた。
特に台湾ナイトは、MBA以外にもEMBA、FMBA等のアラムナイからたくさんの協賛を得ており、商品がめちゃくちゃ豪華であった。
台湾行きの往復航空券も10人弱位あたっていた気がする。
ということで、素晴らしい会の写真を最後に載せておく。
各テーブルの代表者による台湾ビール一気飲み対決
素晴らしい会を企画してくれた台湾同級生↑
さらばマセラッティ
全然話が変わるが筆者には勝手にマセラッティと名付けている愛車がある。
それがこちら。
先日スーパーから出ると愛車の上で猫が休んでいた。
もっと安定しているところがあるように思う。
中国に来たことがある人ならわかると思うが、中国では電動自転車がものすごい普及していて、中国人の足となっている。
筆者も昨年夏に同級生(ジャイアン)に協力頂きタオバオで購入した。
ちなみに900元(=1万5千円位)である。
電気自転車業界のものすごい競争の末、このように低価格で手に入るようになった(次回その様子は書きたいと思う)。
この電気自転車、使ってみるとめちゃくちゃ便利なのである。
50キロくらいスピードがでるし、電気で動くので燃料費もかからない。
CEIBSは少し不便な場所にあるため、歩いて行くには遠いけど、タクシーで行くまでもない場所には最適な交通手段なのである。
だがしかし、裏を返すととても危ないとも言える。
これだけ高速で走るのに、自転車と同じ扱いなのである。
そして筆者も走行中に何度も危ないシチュエーションに出くわして、大事故を起こす前に愛車を手放すことにした。
中国の交通事故事情
想像に難くないが、中国は世界一の交通事故大国である。
実は中国政府が発表している交通事故による死亡者は年々減少している。
実際、中国政府は様々な方法を使って、交通事故を減らそうと努力している。
またDidi等のタクシー会社は、ビックデータを使って運転手のアクセル、ブレーキを踏む回数までデータをとって、安全運転に投資している。
しかしながら、WHOは明確に、実際には中国の発表している交通事故死亡者数の4倍は交通事故によって死亡していると指摘している。
これは交通事故を起こした人の多くが警察には報告していない等様々な仮定に基づいている。
(ここで言う交通事故死亡者は正確には、道路上での死亡者の数である。従って、インフラが不完全(例えば急に陥没したりして)それによって亡くなった方も含まれている)。
WHOによれば、年間26万人、一日700人の中国人が交通事故によって命を落としている。
45歳以下の死亡原因の第一は、エイズでも、自殺でもなく交通事故なのである。
これは世界一の数である(2位はインドで20万人超え)。
WHOは交通事故によって毎年GDPの3−5%は失われていると指摘している。
中国政府は、例えば車の登録料をめちゃくちゃ値上げしたりして、車の台数を制限しようとしているが、中国国内の車の台数は右肩上がり。
それに伴って第一級都市の交通事故による怪我のリスクも上昇を続けている。
そんなこともあり、怪我をする前にマセラティを手放すことにした。
自分の性格も加味して、我ながらナイス判断だったと思っている。
しかしながら電動自転車自体は、面白い業界なので明日紹介したい。