ぼったくりタクシーと中国の革新的タクシーアプリ(その2:嘀嗒拼车)
前の振り返りの記事で書き忘れたが、結局ブログを始めてから、最も人気のあった記事は5月のブログを始めた初期に書いた、社費派遣制度を作るまでの過程に触れた記事だった。
ちなみにこの社費派遣制度を作って頂いたエピソードを、ひょんなことからOrganizational Behaviorの授業でプレゼンすることになり、どういう思いで行動に至って、どのように動いたかをプレゼンさせてもらいかなり高評価を頂いた。
中国のぼったくりタクシー
中国のタクシーはメーター式なので、基本的に遠回りされる以外にボッタくられることはない。
但し、注意しなければいけないのは、中国でバスや地下鉄を乗るときに割引を受けられる交通カードと呼ばれるプリペイド式のカードがタクシーでも使えるのだが、これを使うときに、運転手が空のカードとすり替えることがあるというのだ。
(↑交通カード)
(↑メーター。この上に交通カードを置くと支払いされる)
小生もこないだ中国に来て初めてこの被害にあってしまった。そもそも白タクの方が安いのであまり公共のタクシーに乗らないのだが、急いでいて久々に使った。
交通カードが危ないのは知っていたのですり替えられないように注意深くみていたのだが、小生がやられたケースは、交通カードを支払い台に置くと、「ブー」と音がなり、調子が悪く支払いが出来ないと言われ、交通カードを返され、現金で支払うように現金で代金を支払った。実際には交通カードの中に入っていた全額が抜き取られていたのである。
レシートも渡されなかったし、ドアが開いて、まだ降りていないので急いで出発しようとするし、明らかに怪しかったのですぐに察し、やりきれない気持ちになった。
ということで、滅多にあうことはないと思うが、公共のタクシーは現金での支払いと必ずレシートをもらうことをおすすめする。
タクシー相乗りアプリ
滴滴とUberが有名な白タクアプリだが、小生は時間がある時は「嘀嗒拼车」というアプリを使っている。
このアプリは、自分の居場所、目的地、迎えに来て欲しい時間、希望金額、人数を入力すると周りの登録している白タクにその情報がばら撒かれ、その金額で乗せてくれる白タクとマッチングすることができる。
あまりに安価で白タクが乗ってこない時は、値段を上げて再度試みる。釣りをしているみたいで面白い。
大体普通のタクシーの"半額"くらいで乗ることが出来る。
ちなみにこのアプリは、相乗りアプリでもあり、タクシーの運ちゃんは道端で他の客を乗せることもあるし、予め他の客がいることもある。急いでる時使うアプリではない。
乗車の後に、タクシー側も、乗客側もお互いを評価する。あまりに評価が悪い運転手は乗る前に避けることができる。ちなみにこれは滴滴でもUberでも同じである。
従って公共のタクシーよりも白タクの方が、よっぽど安全で良いサービスを受けられるというのが筆者の印象である。
日本に帰って一番最初に不憫に感じる点は、こういった白タクアプリが使えないことと現金での支払いしか出来ない場所が多々あるところだ。既に何度か触れているように中国国内ではWechatの持っている決済機能でほとんど全て支払いが出来てしまうので現金を持つ必要がない。Wechatはどんどん機能が増えており、まだブログ内で紹介出来ていないが、その内紹介したいと思う。