CEIBS MBA日記

CEIBS(ときどきIESE) MBA日記

2016年夏から中国、上海のChina Europe International Business Schoolに挑戦する日本人のブログです。本ブログの記事は個人の見解であり、所属する組織や団体とは一切関係なく、組織の公式見解等を示すものではありません。

ヨーロッパで中国語の試験を受けようとして、ひっくり返る。

いよいよ今週土曜日に筆者主催のコーヒーチャットを行いますので、参加予定でまだご連絡頂いていない方は、一報頂けますよう宜しくお願い致します。

ceibs2018.hatenablog.com

 

欧州で中国語

 

筆者のMBA留学の一つの目的は、「中国語の習得」である。
交換留学期間を終えて上海に戻った時に、バルセロナにいたから中国語が鈍ったと言われるのは絶対に避けたかったので、バルセロナに到着した翌日に、12月にヨーロッパで行われる中国語の試験の予約をしようとした。

果たしてどれだけの、ヨーロッパの方々が中国語を勉強しているのか、中国語検定(この場合はHSKという中国語の試験)の需要はあるのか。

ネットで検索してみると、バルセロナでは毎月ではないが、数カ月に一回受けることが出来るらしい。丁度筆者の希望する日程ではバルセロナでは受験することが出来なかった。
(ちなみにHSKは合格、不合格という表記はされずただ点数だけが開示される。一般的に6割とっていれば合格レベルと言われているが、日本人にはスピーキングがない中国語の試験はとても簡単で、HSKであれば6級(一番上の級)でも6割取るのは難しくない。筆者はたまにどれだけ自分の中国語レベルが上がったかのチェックと勉強のモチベーション維持に使っている。)

筆者としては、バルセロナから近いところであれば、旅行ついでに受験しにいこうと思っていた。
色々探しているポルトとマドリッドで良い感じの日程で受けられる。
しかも両方とも、中国で同じ中国語の試験を受けるのに比べて大分安い。
ポルトでは€40、マドリッドでは€60で受験することが出来る。
ということで、両方とも受けることにした。

マドリッドでの受験は、通常通りクレジットカードでの決済が出来たのだが、
ポルトでは、担当者とメールでやりとりをした上に、その担当者が指定した銀行口座に受験料を振り込む必要があり、クレジットカードでの支払いが不可であった。

この時点で、少し怪しいと思っていた。

日本の銀行口座から、ポルトへ送金した場合、通常高い手数料がつき、結局中国で受験するのとトータルで変わらなくなってしまう。

今回はTransferWiseを初めて利用したが、手数料も通常の銀行振り込みに対して破格の安さで、当日送金してもらえて本当に助かった。

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試験会場問題

家から最寄りのスターバックスサクラダファミリア店で、怪しまれながらも、連日スカイプ中国語をこなし、万全の状態でポルト(ポルトガル)に移動。

ceibs2018.hatenablog.com

ポルトで前泊している時に、Airbnbのハウスオーナーの方に、中国語の受験会場がGoogleマップに出てこなかったので、聞いてみた。

「ここはとても有名な場所で、大体ここから30分位の場所にある」

とのこと。確かに電車で行けば、Airbnbの場所から一本でいけるらしい。

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(↑わざわざ地図を送ってくれたAirbnbの家主さん。むっちゃいい人)

しかし地図上だとなかなか遠く、市街中心地から飛行場方面に戻り、更に北に突き抜けた場所を指している。
しかし有名な場所と聞いて一安心。迷うことはないだろう。

 

めっちゃ田舎


翌日オーナーに聞いたとおり、駅に到着すると、次にその電車が来るのは40分後。
これはまずい。。ポルトまで来て、遅刻により試験受けられない可能性が出てきた。。。

 

まあけど、最悪中国語の試験を受けられなくても、昨日観光出来たからよしとして諦めるか。という悪魔の囁きを振り切り、泣く泣くタクシーで向かうと

(住所に示された場所↓)

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(↓その対面)

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(その隣↓)

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(最寄りの駅↓)

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むっちゃ田舎である。

とりあえずとても有名な場所ではなさそうだ。
地名に「Industrial」とついていたので、まさかとは思ったが、スペイン語でも工業地帯的な意味なのだろう。
他には 家畜の牧場と小さなスーパー以外何もなく、とても牛の糞臭い。
こんな状況下で試験を受けるのか。。。てかこんな所に試験会場があるのか。。
ともかくタクシーのお陰で、無事に時間までに到着したのだが、試験会場らしきものが見当たらない。
辺りを見渡して、中国人が集まっている建物を見つけた。

(この建物↓)

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この中国人の子供達がのちのちライバルとなることはこの時点で知る由もない。
試験を受けに来た旨を伝えると衝撃の一言が。


「試験は、午後からに試験時間が変わったよ。」


とのこと。

そんなこと、ある?!?!

いやいや受験票の試験時間は10時になってるよ。
と伝えても意味なし。
「メールを君に送ったはずだよ」とのこと。いやいやそんな記憶はない。何より受験票に書いてあるし。

何度かやりとりしたが、この状況下で試験主催者のこの中国人の方が力を持っていることは明らかである。
泣く泣く諦めて、絶対メールもらってないと思って、メールボックスを確認すると。
 

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あった。

しかも「了解」と返信している。。


思い出したが、わざわざ試験のリマインダなんてなんて丁寧なんだと思って、内容は読まずに返信した記憶がうっすら蘇ってきた。

 

試験時間変わった旨書いといてくださいよ。。そして受験票とホームページ上の試験時間も変えといてくださいよ。。

しょうがない。今回は筆者のミスである。 
ともかく困ったのは、この得体の知れない工場地帯で、4時間以上の時間を潰さなければいけないことであった。

 

まず間違いなく、この付近に観光スポットはない。
カフェを検索してもヒットしない。

そうだポルトの中の一部だし、海はあるはず。と閃き、検索したところ

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徒歩45分。さてどうするか。。。