がんばろう神戸(MBA生から知られていない街 神戸)
Financial TimesのMBA世界ランキングが発表され、CEIBSは見事アジアNo.1、世界No.11に返り咲いた。
ランキングが上がるのは良いことだし、何よりCEIBSのように振興で且つ、アジアのメリットをアピールするMBAスクールにとって、アジアNo.1と言えるのと言えないので大分生徒を集める際にも違ってくるらしく、アドミッションオフィスの努力が実って本当に嬉しい。
一方で、ランキングは所詮何かの基準に基づいて算出されたものなので、その基準と自分の進学先を決める際の基準が同じになることはまずないので、Financial Timesのランキング計算方法も含めてなぜCEIBSが評価されるのかの解説記事を日本人同級生と作っているのでしばしお待ちを。
ラスト京都
京都最終日は京都伏見稲荷大社に行った。
着物を着飾った中国人同級生と、マフィアにしかみれないメキシコ人同級生。
18日のこの日は、京都観光後(京都伏見稲荷大社)、大阪に移動予定。
京都伏見稲荷大社にて世界平和を祈っているマフィア。
のどが渇いて水を飲んでいるマフィア。
当初の予定では前日に行けなかった銀閣寺もこの後行く予定だったが、案の定数名寝坊したため、京都伏見稲荷大社の観光が終わったころに腹が減ったの大合唱。
この旅で学んだことに一つに絶対に、絶対に空腹からの不機嫌だけは避けなければいけない。
速攻で銀閣寺を再度諦め、京都駅ビル内でラーメンを食べることに。
みそラーメンにお世話になりました。
札幌 白樺山荘(しらかばさんそう)|京都拉麺小路(ラーメンこうじ)
大阪に着いたのが夕方になってしまったため、予約していたAirbnbに荷物をおき、しばしの休憩を挟んで、腹ペコになる前にお好み焼き屋へ。
安いしとても好評だった。
夕食後は自由行動にして、買い物に行く者、マッサージに行く者、飲み直す者等々に別れた。
また、皆の疲労がピークに達しているのをみて、翌日の午前中はオフにしないかと提案したところ、これが皆から大好評だったため翌日の午前中はオフにすることにした。
神戸が人気ない
翌日の午後に神戸に行くつもりで、提案したところ、意外にもかなりの人数が大阪に残って自由に観光したいと言っていた。
聞くところによると、大阪は良く聞くし、有名な都市なのは分かっているが、神戸については皆あまり聞いたことがないようで、神戸牛以外は何の知識もなく、どこそれなにそれ状態だということがわかった。
小生としては神戸に住んでいたこともあり、とても素晴らしい街ということを力説したが、結局数名は大阪に残った。
が結果的に大成功
まずは神戸のモザイクに行ったところちょうどナイスタイミングで待ち時間なしでクルージングにありつけた。
これには皆大興奮。
その後、タクシーで摩耶山のロープウェイ乗り場まで行き、摩耶山の頂上へ。
丁度日の入りのタイミングでこれはこれでまたまた皆大興奮。
トドメに神戸牛を食わせてノックダウンさせた。
神戸牛は最高級の肉として彼らにも認知されていた。
その神戸牛を食べながら
神戸牛はクラシックを聞きながら育てられているって本当か?
神戸牛はマッサージを毎日受けているって本当か?
神戸牛はキャビアを食べているって本当か?おれも神戸牛になりたい。
等々質問を受け、最初は軽くあしらっていたのだが、あまりにも皆が同じような質問をするので、これはもしかして筆者が知らないだけか?!と洗脳されはじめ、全て店員さんに質問した。
店員さんもさすが日本のサービスクオリティだけあって、上席にまで確認してもらい、「当店で扱っている神戸牛はそのようなサービスは受けていない」
と完璧な回答を頂いた。つまりにこの世にそのようなサービスを受けている松坂牛の存在の全否定まではしなかったのである。
むむ、、好奇心旺盛な彼らの質問をかわすために、店員さんには申し訳ないが、
「彼はそんな神戸牛はいないと言っている」
と英語にして同級生に説明してしまった。万が一同級生が、クラシック好きな神戸牛に今後出会ってしまったら筆者の責任である。店員さんは悪くない。
神戸の問題点
外国人に驚くべき知名度の低さだった神戸。海もあって山もあり、世界でも稀有な観光資産を持っていると思っている素晴らしい街の神戸。筆者が問題に思った点を列挙しておきたい。
1.そもそも神戸牛以外知らない
そもそも京都、大阪、奈良に比べて知名度がダントツに低い。神戸牛だけ食いにいくか。というノリだった。
他にもキレイな街並み、クルージング、夜景等たくさんおすすめする場所はある。
神戸市の外国人へのアピールは急務だ。
2. 全ての観光スポットを平等に扱っていて何が推しなのか分からない
神戸市のホームページをみてみると、パット見で色々バラバラと写真とコメントが書いてあって、何を本当に推したいのかがわからない。
個人的には、圧倒的に推すべきは、神戸の夜景だと思っている。香港や上海の夜景よりも個人的には数段好きだ。
神戸タワーとかに行って失望する外国人は結構いるのでは。また異人館も推しているが周りの外国人のウケが悪い。
イケてない観光資源を無理やりおすのでなく、夜景をガンガン推していけばいいのではないか。
ただし、問題がある。
3. 公共交通機関で絶景の夜景までたどり着けない。
公共交通機関を使って、摩耶山の絶景の夜景をみるためにはロープウェイを使わなければいけない。
しかしながら、ロープウェイの乗り場が神戸市の中の驚愕するほど分かりづらく、アクセスの悪い場所に位置しているのだ。
神戸の中心地である三宮駅からロープウェイ乗り場まではバスを乗り継いで、30分ほどかけていかなければいけない。
また、ロープウェイは、展望台までダイレクトでは接続しておらず、途中で意味不明に乗り換えをする必要があり、その際も途中の駅で無駄に待たされる。
更に更に大問題なのが、一番夜景がキレイな冬の時期は、筆者が行った平日は、17時半に頂上から地上に戻るロープウェイが最終便という点である。
この時期の神戸市の日の入りは17時ごろである。
日の出入り@神戸(兵庫県) 平成29年(2017)12月 - 国立天文台暦計算室
つまり冬場の平日に夜景を楽しみたかったら、17時から17時半の間の三十分しか夜景をみるチャンスはないということになる。
15時過ぎくらいに三宮駅を出て、16時位にロープウェイにのって、17時から30分だけ夜景見て帰る。
普通は行かないんではないだろうか。
三宮から直通のロープウェイにして、もっと営業時間を長くして、神戸市もこの夜景を全面に押し出していけば、香港の夜景なんかに勝てるのではないだろうか。。
4. 外国人慣れしてなさ
これは神戸に限らずだが、京都、大阪に比べて英語対応のメニューが少ない。これはこれからから改善されると信じている。
最後に、小生は神戸に3年間住んでいたことがあり、本当に大好きな街なのである。だからこそ何とかしてほしいし、頑張ってもらいたい。微力ながら外国人同級生に神戸の魅力をもっと伝えられるように頑張ろうと思う。