CEIBS MBA日記

CEIBS(ときどきIESE) MBA日記

2016年夏から中国、上海のChina Europe International Business Schoolに挑戦する日本人のブログです。本ブログの記事は個人の見解であり、所属する組織や団体とは一切関係なく、組織の公式見解等を示すものではありません。

Innovate Chinaの季節です(3月24日@CEIBS)

中国の旧正月明けに、深セン→香港→北京と回った。

なぜ回ることになったかというと実は、大学時代の部活同期の結婚式に出席するために、東京に帰る飛行機を探したところ、丁度ぴったり中国の旧正月と運悪く重なってしまい、飛行機代がエライことに。。。
こんなこともあろうかとマイルを貯めてはいたけれど、当然予約はいっぱい。

そこで、もうどこでも良いから中国のどっかの都市から東京に帰れるフライトを探して、たまたま空いてた武漢→成田を予約。
帰りも上海に帰るフライトがいっぱいだったので、羽田→大阪→香港→北京と、もはやなんだかわからないフライトを予約。
いく先々で友人達と飲む旅を敢行したのである。

中には、このブログ経由で知り合ったケースもあり、有難い限りである。

さて、実は筆者しっかりと深センと北京を旅行したことがなかった。
今回まわっていて、率直な感想は以下の通り。

<深セン>

かなり予想通り。

  • 深センに関する記事は最近たくさん出ているし、結構期待して行ったので、まあ予想う通りかなという感じである。
  • テンセントの本社ビルもすごいけど、アリババのキャンパス(本社)の中に入ったこともかつてあり、ほんと想像のまんまでした。


<北京>

えっ空気きれいじゃね??

 

  • 北京に関しては、2年半前に北京にあるMBAスクールへのキャンパスビジット、そしてその年の年末に面接で訪れていた。

    その時の感想は、

    「空気悪すぎ、SFの世界かよここは。。。」

    という感想で、 気が滅入ってしまい、一切観光はしなかった。
    冬だったこともあり、大気汚染にゲンナリしてしまったのである。

    それがどうだろう。ニュースでは連日今年の北京の空気は上海より綺麗とみていたが、実際にきてみて、むちゃくちゃ空気が綺麗である。

    そして、空気が綺麗なことにより、とても観光意欲がわき、以前全く行く気すら湧かなかった様々な観光スポットをエンジョイした。
    かなりいいね北京!



CEIBS主催のグローバルコンペティション

そんなことより来週土曜日にCEIBSのキャンパスにて、Innovate Chinaというケースコンペティションが行われる。
これはCEIBS主催のコンペティションで、世界中のMBAスクールを招待している。
Yale、IE、ESADE、Nanyang、IIMそしてCEIBSが、厳しい予選を勝ち上がり、24日に集結する。

 

(↓動画も気合が入っている)

www.facebook.com
詳細は、以下のホームページを見ていただきたいが、ざっくりとした概要は、
各チームが今中国でとってもホットなイシューについて議論し、ビジネスアイデアについて、VCはじめとした審査員の前でプレゼンするものである。

筆者は残念ながら、同日に別のコンペに出場するため、参加することは出来ないのだが、これはCEIBSを代表するコンペの一つでもあり、お題が中国のテクノロジーということで、何でもありの世界でとても面白いアイデアが出てくることは間違いないので、もしお時間あって、上海にいらっしゃる方がいれば、是非参加されたらいいと思う。

今回は、一つ下の代のCEIBSの日本人が事務局(出場するわけではなく、主催者側として)で頑張っていることもあり、本当に成功を祈っている。

Innovate Chinaのホームページ

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(当日のスケジュール)

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こんな感じでCEIBSは色々なケースコンペに出場、主催する機会があり、コンペはMBAライフで外すことが出来ない要素だと思っている。

北京を訪れた際に、北京大学&清華大学MBAの生徒と話しをする機会があったが、各々学生が一学年40人と80人と、少人数のため、ケースコンペに出場するにもチームを組むのが大変で、やはりコンペに出る機会はCEIBSに比べて圧倒的に少ないということだった。

新年初夜は白酒にノックアウト

美しい都市威海

旧正月に訪れていた山東省威海市は、海に面していてとても空気がキレイで、ご飯の美味しい場所である。
韓国にとても近いということで、多くの韓国人を見かける。
実際の海外からの投資額の50%以上は韓国資本が占める。
また、案内してくれた同級生曰く、週末だけ威海で過ごす韓国人も多くいるという。
韓国人のみならず、北京や上海でガッツリ稼いで、老後に威海で過ごすというスタイルも最近は流行っていて、海に面したオーシャンビューのマンション群は、そういったリタイアした中国人、もしくは韓国人用だと言う。
威海の地元の人は、あまり海風に直接当たるのは体に良くないということで海側のマンションを買うことはないとのことだ。

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二日目は、朝餃子を食べた後、ジャイアンに車を出してもらって、威海市の中でも最東にある、成山頭を見に行った。
この日は正月ということで結構な人が集まっていた。

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↓成山頭の説明

  “成山頭は又「天尽头(はずれ)」と呼ばれ 山東省栄成市龍鬚島镇に位置している。 成山山脈の東端にあるので この名が得られた。後ろ陸と接している他、海に囲まれている成山頭は 海を挟んで韓国を望み 94海里を離れいる。ここは中国の陸と海の接する所の最東端で、海上で日の出が一番早いので 昔から「日が出る所」と称され 「中国の喜望峰」と言う別名が付けられた。
成山公園に最高標高は200メートルで、東西1.5キロ 南北2キロ 敷地面積は2.5平方キロある。濃い緑色の峰峰はどこまでまるらなって 紺碧の海は広々とし 険しい絶壁は巍然として聳え立って、広くて大きい波が逆巻く。素晴らしい避暑地として、1988年に中国国家国務院に「国家クラス名称旧跡」と認可された。有名な観光地は海驢島、始皇帝廟、秦代立石、拝日台、秦橋遺跡、望海亭、観濤閣、鎮龍石と野生動物園がある。”
「AraChina」より引用詳細はAraChinaをご参照。

成山頭-AraChina

鬼門の夕食

その後なぜか、ジャイアンが今年やる予定の結婚式の会場を案内してくれた後、いよいよ鬼門の夜飯。

今回の夕飯には家族だけで、ジャイアンの友達も合流するという。

会ってみると並々ならぬオーラと、とても上手な英語を喋るので立派な友達がいるなぁと感心してたら、それもそのはず元CCTV(中国中央テレビ、中国のNHKみたいなもの)のキャスターだったとのことで、今は辞めて北京で起業しているという。

正月ということで、地元の有名なレストランを予約していると張り切るジャイパパ。
今回はレストランだし、凍った刺し身の心配はないと安心していたら、

「日本人が好きな刺し身を出してくれ」

と無理やり交渉しているジャイパパ。
ご厚意の前に、刺し身は凍っているので要らないです。結構です。とはいうことが出来ず、結果。。。

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またデタ!!!

しかも今回は一枚目の右端に少し写ってる貝の刺身も増えてパワーアップ。
一見スイカにも見えるこのマグロの赤身の刺身。明らかに凍っている。

ちなみに中国人と結婚している日本人同級生に対処法を聞いたところ、
彼は問答無用でレンジでチンをするという。
その手があったか。。。いやない。

大変だったのは、この日の白酒。
よくわからないが、自分の体に全く合わなかったのか、速攻で酔っぱらい、ノックダウン。

f:id:ceibs2018:20180305002614j:plain車の中でもひたすら爆睡し、ジャイアンの実家につくと、ジャイアンの友達が迎えに来るまで、ジャイパパ&ジャイママの寝室で少し休むようにすすめられる。

さすがにそれは申し訳ないということで、抵抗するも、仮眠することに。


仮眠を経て、寝室を出てリビングに行ってみると、そこにはソファーで寝っ転がっているジャイパパ&ジャイママが。
何と仮眠のつもりが、4時間位寝ていたらしく、正月が終了していたのだ。
唖然としているとジャイパパが起きて気付いてくれて、我々はリビングで寝るから、寝室を使ってくれとのこと。
正月初夜をそんなわけにはいきません!僕がソファーで寝ますと交渉するも叶わず。

結果、ジャイパパとジャイママの寝室で熟睡した正月初夜であった。


中国の年越しに食べる餃子は激ウマである

先日ビリオンビーツに、学年でもトップクラスに優秀で、人望もあつい台湾人同級生のインタビュー記事を掲載した。
彼は、とても優秀なので、様々な企業からオファーをもらったのだが、何と最終的に韓国企業(サムスン)に行くことになったので驚いた。
そして、サムスンの彼へのオファー(待遇)には、これまたびっくりした。
日系企業であれば、これだけ若い人に出せる額ではないので、日系企業が海外のトップに優秀な人を取るのは本当に難しいだろうなと、同級生の就活をみて日々感じるのである。

<第11話>キレッキレで人望アツい台湾人の「出来杉」くん。サムソンの熱烈オファーによりソウルへ |


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以前アリババのリーダーシッププログラムについて、少し紹介したが、彼はサムスンのリーダーシッププログラムに選ばれている。

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年越しに食べる餃子


旧正月にCEIBS同級生の実家にお邪魔した際の、続きを書きたいと思う。

ceibs2018.hatenablog.com
大晦日にジャイアンのご両親の実家にお邪魔して、2回夕飯があることを知り、1回目の夕飯は白酒攻撃に耐え、何とか踏ん張った。

飯を食べてる内に徐々に暗くなってきて、

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辺りで爆竹や花火が上がり始めた。上海での大都会では厳しく規制されているが、威海のような田舎では、全然問題ない。
むしろ、この後第二級都市の武漢と青島に行ったが、ガンガンに爆竹が鳴り響いていた。

ちなみにジャイアンの実家も昔は、この正月に向けて1万元(17万円位)分程、爆竹や花火を買っていたという。
しかし、二回ほど、ジャイアンが小さい頃に、彼の手の上で爆竹が爆発(誤爆?)したことがあり、それ以来すっかりビビってやめてしまっということである。

 

2回目の夕食


2回目の夕食はジャイアン家族とこじんまりと行われた。

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紅白観ながらビールに餃子である。 
年越しに餃子。中国語の教科書に絶対でてくるやつである。

むっちゃうまい!!

写真みてるだけでお腹が空いてくる。

二回目の夕食では、筆者の白酒のキャパが限界に近付いているのがバレたのか、
そもそもジャイパパもビールが飲みたかったのか、餃子にビールと最高の組み合わせであった。

そうこうしている内に、ジャイアンの友人がやってきた。
ここで自分は、この家に泊まるのではなく、「ジャイアンの友達(=ただの他人)」の家に泊まることを思い出した。

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大晦日に知らない外国人を泊める位だから当然だが、ジャイアンのこの友人はメチャクチャいい人であった。
ただ、英語は喋れず、威海のなまりが強すぎて、あまり聞き取れなかったのは本当に申し訳ない。

ちなみに花火や爆竹はさすがに空気をよんで、深夜1時頃にぴたっと止まった。
こうして、ジャイアンの友達の家で、年を越したのであった。

翌朝、ジャイアンの実家で朝ごはんをご馳走になると、

 

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また餃子!!
うまい!!!最高!!

ちなみにマンションの外にはこんな感じで前日の爆竹や花火の残骸が。。。

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一瞬、テロでも起こったのかと思ったのであった。