U40最強MBAプロフェッサー決定戦
今日は一個上の代の卒業式が行われた。
一日中一個上の代の卒業を祝していろんな催しがあるのだが、今年参加したら来年の楽しみが減ると思って、筆者は夜の浦西エリアで行われる飲み会にだけ参加しようと思っている。
今日はとても天気が良いのだが、来年の今頃も最高の天気であることを祈るばかりである。
U40最強MBA教授決定戦
先日、世界の40歳未満(30歳台)のMBAスクールの教授トップ40が発表された。CEIBSからはアジアのMBAスクールでは唯一選出されていて、しかも二人も選出されている。
当然、二人の授業を必修授業、選択授業含めて複数受講しており、簡単に紹介したい。
The 40 Most Outstanding MBA Professors Under 40
こちらマーケティング担当の韓国人のPark教授。
2017 Best 40 Under 40 Professors: Hyun Young Park, CEIBS
CEIBSはマーケティングに強いMBAスクールと言われている。
彼女は必修科目のマーケティングの他、Consumer Behavior等の選択科目を担当している。
彼女の授業の特徴として、とにかく授業がヘビーということがあげられる。
授業を通じて出来る限り、彼女の知識を生徒たちに伝授しようという気概が伝わってくる授業で、その分、課題等も多いが得る物も多い。
筆者はマーケティングの感度が全くなく、最初苦労したが、彼女の整理された考え方をコピーしていく内に、徐々に理解出来るようになっていった。
もう一人は、リーダーシップ論等が専門のドイツ人のSebastian教授。
2017 Best 40 Under 40 Professors: Sebastian C. Schuh, CEIBS
彼は必修科目の、Business Communication(要はプレゼンスキル)の授業の他に、Decision making等の選択科目も担当している。
さすがにリーダーシップやコミュニケーションの専門家だけあって、授業の進め方がうまい。
はっきりいって、リーダーシップ論とかコミュニケーション論とか、かなりうさんくさい(?)学問と最初思っていたが、彼の授業ではデータを基に正しいコミュニケーションのとり方を授業の中で実践していくので、すっと腹に落ちる。
また、必修科目のプレゼンの授業では、細かいジェスチャー等までかなり鍛えられる。
今回は40歳未満限定の教授陣だったが、彼らに限らず、CEIBSは素晴らしい教授が多い(他の学校より高給を払い、素晴らしい教授を集めているのは明らかである。。)
しかしながら、例えば今回紹介した教授陣がこのままずっとCEIBSにいるとは限らない。
教授によってはCEIBSをステップアップに、更に違う名門MBAスクールへと考えている教授も少なからずいるはずである。
評判の悪い教授はすぐに切る一方で、評判の良い教授はきっと引き抜かれることもあるだろうが、CEIBSの場合は、またすぐに高給を武器に有能な教授を引き抜いてくるだろうから問題ないだろう。
しかし、中国を何とかしたい、中国に貢献したいという思いでCEIBSで教えている教授陣も数多くいるので、彼らはずっとCEIBSに残るのも事実である。
5年後、10年後の教授陣で小生がお世話になった教授陣は何人残っているのだろうか。
選択科目が充実していないMBAスクールは要注意!
先日Financial TimesにXionganエリアの記事が出ていた。
日本ではあまり有名ではないが、Shenzhen等と同様の経済特区を作るべく、今中国政府が動いている。
https://www.ft.com/content/87f130a4-1a95-11e7-bcac-6d03d067f81f
CEIBSの良いところは、こういった政策には必ずCEIBSの教授陣が関わっており、いっつも何かしら裏話が聞ける。
小生が最も尊敬している教授の一人は、地理的にも、Beijing, Tianjinと三角形が結べる位置にあり、面白い試みで、かなりポジティブな意見を言っていた。
但し、それを見込んで、様々な投資筋がこのエリアに殺到し、様々な投資規制がかかっており、現地の不動産を簡単に買うことはできないようである。
さすが金の匂いがするところには、一目散に集まってくる。
選択科目にMBAスクールの特徴が出る
最近交換留学や旅行等で上海に来る、他国のMBAに在籍中の日本人の方々とお会いする機会が増えてきた。
そこで各学校の授業について情報交換するのだが、一つ最近びっくりしていることがある。
それは、「選択授業」についてである。
MBAは必修科目と選択科目に分かれていて、想像通り、必修科目はファイナンスや組織行動論やオペレーションマネジメント等、どこのMBAスクールもほぼ同じ科目を学ぶ。
選択科目はその学校独自の科目が用意されていて、例えばCEIBSだったらChinese Economy等中国にフォーカスした科目が増える。
必修科目に比べて、選択科目は教授側も自由度が増え、また、自分の専門分野の授業なので、必修科目より張り切っていたり(?)よりフレンドリーになる教授が多いような気もする。
授業によっては、応募した学生が少なく、少人数のクラスとなり、結果的に教授ととても仲良くなるケースもある。
ちなみに今学期選択して、来週から始まるビッグデータの授業は、満員の70人以上が受講する。MBA生の注目の高さが伺える。
前置きが長くなったが、学校によってはそれほど選択科目が充実していない。もしくはほとんどない。という学校が存在する。特に人数の少ないMBAスクールは注意が必要だと思う。
選択科目をやろうにもそもそも1学年1クラスしかない学校の場合、選択科目をやろうとしても、その科目に興味がなく、選択しない人もたくさん出てくるため、学生が集まらず、出来ない学校もあるからである。さすがに欧米のトップ校はそんなことはないと思うが。。
小生がMBA受験をした際はそんなことは全く気にしていないと思うが、これから受験する人は、ちょっと考慮すると良いかもしれない。
自分の興味のある選択科目がなくて、退屈な必修科目だけだったらモチベーションも上がらない。
ちなみにCEIBSは1学年200人おり、また交換留学生も多数受け入れているので選択科目の授業の幅は広く、筆者は大変満足している。
必修科目が多いため、CEIBSでは第3タームから選択科目を受講出来る。
しかしながら第4タームまでは必修科目も勉強しなければいけないため、とてもではないが、興味ある選択科目を全て受講することは不可能である。
それくらいCEIBSの選択科目は充実していると思う。
CEIBS選択科目一覧↓
Concentration & Electives of MBA Program
Electives in Finance & Accounting: |
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Electives in Marketing: |
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Electives in Organisational Behaviour and Human Resources Management: |
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Electives in Strategy and Entrepreneurship: |
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Electives in Economics/Decision Science: |
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【イベント】5月30日 CEIBS説明会(CEIBS副学長参加!)
CEIBSのイベントが5月30日(火)にアゴスにて開かれるので、興味のある方は是非参加してみて下さい。
他のイベントと違うところは、何と今回のイベントにはCEIBSの副学長が参加します。
彼は、多数の中国企業の社外取締役をつとめているだけでなく、中国政府へのファイナンス面のアドバイザー等の肩書も持つ、このような機会以外では簡単に話しが出来るような人物ではないので、ただで中国の重鎮と気楽に会えるイベントと思って是非参加して見て下さい!
以下アゴスホームページより引用(申込みはホームページより)
CEIBS(China Europe International Business School/中欧国際工商学院)は名前が示すように1994年に中国政府とEUと のジョイントベンチャーから誕生し、メインキャンパスはアジアのゲートウエイである上海、創立21周年と新しい学校ですが、FTランキングでは13年連続トップ25位 入り、アジアトップ(2017年1位、2016年2位)のビジネススクールです。
CEIBSは"China Depth, Global Breadth" をスローガンに据え、変化の速い中国マーケットで成功するため、教育プログラムは20ヶ国・地域出身の国際性豊かな教授陣により、生徒を中心としてカスタマイズされるアクティブなカリキュラムが提供されており、FTランキングにおける"Faculty International Diversity"項目でも常にトップ10以内の評価を受けています。
CEIBSの提供する教育カリキュラムは、中華圏のみならず、国境・文化圏を超えて活躍のできるビジネスパーソンの育成に力を注いでいます。
CEIBSを特徴づけるもの、それは極めて国際性豊かな教授陣および学生集団です。30以上のトップティアー校との交換プログラム、幅の広い奨学金制度もあり、校内には、オープンに意見交換や議論を行う文化が根付いています。日本、中国および世界に散らばる16,000名超の緊密な卒業生ネットワークの存在はCEIBS卒業生の成長およびキャリア開発を強力にサポートします。
今回は、同校副学長Yuan DING氏とMBAオフィスヘッドのSteven JI氏が来日いたします。学校のご紹介、プログラムの説明はもちろんですが、中国と日本の関係、現在の中国の状況など多岐にわたるお話をさせていただきます。
CEBISに興味のある方、中国MBAに興味のある方、卒業後のキャリアに興味のある方、ぜひお待ちしています。