CEIBS MBA日記

CEIBS(ときどきIESE) MBA日記

2016年夏から中国、上海のChina Europe International Business Schoolに挑戦する日本人のブログです。本ブログの記事は個人の見解であり、所属する組織や団体とは一切関係なく、組織の公式見解等を示すものではありません。

中国的誕生日の祝い方

WeChat上では、いくつか慣習のようなものがある。
筆者があまり好きでない慣習の中の一つに、グループチャット内での誕生日の祝い方がある。


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コピペっ!!


同級生200人のグループで誕生日の人を祝う、この縄らし。
誰かがHappy BirthdayのコメントをWeChatにするとみんな一斉にコピペを始める。

同級生は200人いるので、かなりの頻度で発生するこのイベント。
朝起きると100件位未読のメッセージがあって何かと思うと全部このコピペだったりする。

自分でコメント位考えろや、このど○ホどもが!こんなコメントもらって嬉しいわけねーだろ!

しかし、かくいう筆者もMBAが始まった当初はこの習わしにそって、コピペしていた。(大反省)

だが、すぐに問題が起こった。

朝起きて、この習わしが発生しているときは、秒速でコピペでグループチャットにコメントするので、実際誰の誕生日だか確認せずにコメントしていることが多々あり、
日中そのクラスメイトにあってもその日が誕生日ということを忘れて会話していたのである。

これはまずいと思い、筆者は直接その誕生日の同級生宛にメッセージを送る方法(普通である)に切り替えた。

彼らがグループチャットでコピペすることは、はっきり言って誕生日の人へのメッセージというより、グループチャットの200人の同級生に、私はちゃんとこの同級生の誕生日をちゃんと忘れずに祝福していますよ。というアピールの意味の方が強いのではないかと思っている。

なぜならば中国ではPeer Presure(同級生からの同調圧力)が半端ないのである。

 

選択科目の選び方


Term 3からは自分で選択科目を選択することが出来る。また卒業までに選択科目を20単位分とらなくてはならない。
Term3は選択科目のみならず、必修科目も未だあるので、当然ながら選択科目をたくさん取れば、その分こなさなければいけないタスクも多くなり、忙しい日々となる。

一応学校からガイドラインのような、各Termでこれくらいの選択科目をとったら良いですよという目安(Term 3は0-6単位が目安)が事前に渡されている。
しかしながら、筆者の同級生は、そのガイドラインを大きく上回る選択授業を受講してる同級生が多く、死にそうになっている。

筆者は学校の教えに忠実に、また一つ一つの科目が適当になって成績が悪くなるのが嫌なのと中国語の勉強に時間を割きたいため、5単位分の授業をとっているのだが、同級生から数回「なぜお前はそれだけしか選択科目をとっていないんだ」と質問されたことがあった。

今後Term 4以降これだけの選択科目を取るつもりだから問題ないと回答し、逆になんでそんなに選択科目をとっているんだいと聞くと、同級生がたくさん取っているからという。
彼らも我々の代の同級生のPeer Presureはとても強いと言っていた。

なので、Term 3に受講してる選択科目の数は、中国人の方が外国人よりも圧倒的に多い(外国人は全然周りが何単位とっているとか気にしない人が多い)という現象が今のところ起きている。

 

またこの同級生からの圧力は、交換留学先を決めるビッドに置いても強く働いた。良い交換留学先には希望者が殺到し、争奪戦が勃発するのである。筆者も巻き込まれたこの争奪戦については追って書きたいと思う。


中国経済に関する記事を書こうと思って、どうでも良い前置きを書いていたらこんなに長くなってしまった。こんなブログがCEIBSの公式ブログとは我ながらびっくりしている。
次回以降もどうでも良い中国事情について書きたいと思う。

CEIBS×TED 2017

上海は、まだ少し肌寒いが少しずつ温かくなってきて過ごしやすくなってきた。
CEIBSのキャンパスはとても美しく、季節が良くなってくると皆、外で読書したり、ギター引いたり、昼寝したり思い思いのことを外でしている。

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(↑これはよくわからないが、何かのドラマの撮影をしていたらしい)

イベント盛りだくさん

先週土曜日にVCICのイベントが終わったばかりだが、次から次へと大きなイベントが待ち構えている。

ちなみにVCICの翌日日曜日にもCSR系のイベントがキャンパス内で行われていた。どのイベントも全て同級生が主催しているので、参加したいのだが、疲労困憊でCSRのイベントには参加出来なかった。

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INNOVATEChina 2017

 

 来週末にはINNOVATEChinaというコンペが行われる。
動画もかっこよく仕上がっており、意気込みが伝わってくる。

INNOVATEChina 2017 Business Plan Competition | CEIBS

v.qq.com

こちらのイベントは、世界中でブームになっているフィンテックにテーマを絞ったコンペティションである。
中国でもフィンテック熱はものすごく、今回のコンペの優勝賞金は100万円を超える。
Santander、eToro、Tecent等がゲストスピーカー、審査員として参加し、
招待しているMBAスクールもビッグネームが並ぶ。

The Wharton School
Booth School of Business
Kellogg School of Management
Columbia Business School
Yale School of Management
INSEAD
London Business School
IESE Business School
Said Business School
Melbourne Business School
NUS Business School
CEIBS

 

フィンテック系の勢いは、日本より中国の方が断然ある。
中国では電子マネーが普及しており、筆者は今年に入ってから外出する際に財布を持ち歩くことをやめた。


CEIBS×TED

そして、来月中旬にはCEIBS主催のTEDが待っている。

TEDxCEIBS 2017 聚于中欧,改变未来!

 

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今年のキャッチフレーズはRE(DE)FINE、ものすごい勢いで変わり続ける中国を象徴している。

 

以下は昨年のTEDの様子である。

(ピラミッドの会場で行われる↓)

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CEIBS、中国の勢いを感じる今日この頃である。

ロレックスの衝撃

Term 3も終盤に差し掛かり、CEIBSでの残りの生活をカウントダウンするものがちらほら現れた。
というのもTerm 5以降、選択授業はあるものの、インターンや交換留学等でバラバラとなり、強制的に200人全員でシコシコ必修科目の課題をやるのはTerm 4までだからだ。
そのため、6月の中旬にはYear End Partyというパーティが行われ、それが一つの区切りのような気もする。

 

一番変なやつ

 

学年で一番頭がいいやつは誰だと聞かれれば、意見が分かれるだろうし、皆頭が良いので選ぶのに悩んでしまう。
しかしながら、学年で一番変なやつは誰だと言われたら、意見は一致する気がする。

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ロレックスである。

 

ceibs2018.hatenablog.com

 

ロレックスの実力

以前ブログで紹介したが、ロレックスについて簡単におさらいすると、彼は本来一つ上の学年なのだが、自分でやっているパン屋のビジネスが上手くいってしまったため、Term 2が終わった時点で1年休学することを決意。
その間は自分のビジネスに没頭し、自分がMBAに戻って1年間不在にしている間任せられる人材を育てていた。

そして満を持して、このTerm 3からCEIBSに復帰したのである。


基本的に上の代のため、皆ロレックスのことを最初は知らない。
しかし、授業中のパフォーマンスを通じて、噂はすぐに広まることになる。

洒落にならない歴史に関する知識

 

彼は本当に歴史に関する知識が豊富である。中国のみならず世界中の歴史である。
そしてとても好奇心が旺盛である。
彼は正直いって英語が上手くない、そして声が馬鹿デカイ。
英語が苦手な人は基本的に授業中の発言回数は少ないが、ロレックスの場合にはあてはまらず、ガンガン発言してくる。

そして、その発言内容が他社とは全く違う角度から来るのである。

筆者とロレックスは基本的には違うクラスなのだが、たまたま同じ選択授業をとっていて一緒になった。
それは最新の経営戦略の授業だったのだが、教授がフレームワークを紹介した後に、ロレックスが猛烈なスピードで何やら自分のノートに書き出し、
手を挙げた。

この経営戦略は過去中国で○○軍と○○軍が戦った際に○○が使った手法を説明できる。理由は3つある。。。。etc

こんな具合に、最新の経営理論を古代の戦術に当てはめる柔軟性も備えており、しかもたどたどしい英語で爆音で発言するので、瞬く間に同期の間で有名になった。

ロレックス in Japan

とにかくロレックスは変わっているが、経営者としては抜群に優れており、未だにパン屋とCEIBSを行ったり来たりの大変忙しい生活をしている。
先日も地元の街にビジネスモデルを表彰されるから、パーティに出席するといって帰っていた。CEIBSから地元の街までは車で3−4時間かかるはずである。

そんなロレックスは一個上の代ではマスコット的存在で皆から愛されていたが、いかんせんまだ、ロレックスが合流してから日が浅いため、今の同期の中ではそこまでの存在にまだなれていない。
これからロレックスがより同期に馴染むことを祈っている。

そんなロレックスに昨日朗報が舞い込んだ。
夏以降の交換留学で日本に行くことが決まったのである(日本を希望したのはロレックスだけだった)。


以下興奮覚めやらぬロレックスのwechatのモーメント(中国でいうFacebookみたいなもの)への投稿である。

 

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想像して欲しい、皆リア充な写真をアップしまくっている中、こんなにたくさん白黒の歴史上の人物が自分のFacebookに出てくる光景を。
一瞬目を疑った。

しかしこれぞロレックスなのである。
今後も彼の動向に目が離せない。