CEIBS MBA日記

CEIBS(ときどきIESE) MBA日記

2016年夏から中国、上海のChina Europe International Business Schoolに挑戦する日本人のブログです。本ブログの記事は個人の見解であり、所属する組織や団体とは一切関係なく、組織の公式見解等を示すものではありません。

ロレックスの衝撃

Term 3も終盤に差し掛かり、CEIBSでの残りの生活をカウントダウンするものがちらほら現れた。
というのもTerm 5以降、選択授業はあるものの、インターンや交換留学等でバラバラとなり、強制的に200人全員でシコシコ必修科目の課題をやるのはTerm 4までだからだ。
そのため、6月の中旬にはYear End Partyというパーティが行われ、それが一つの区切りのような気もする。

 

一番変なやつ

 

学年で一番頭がいいやつは誰だと聞かれれば、意見が分かれるだろうし、皆頭が良いので選ぶのに悩んでしまう。
しかしながら、学年で一番変なやつは誰だと言われたら、意見は一致する気がする。

f:id:ceibs2018:20170314215929p:plain

f:id:ceibs2018:20170314215933p:plain

 

ロレックスである。

 

ceibs2018.hatenablog.com

 

ロレックスの実力

以前ブログで紹介したが、ロレックスについて簡単におさらいすると、彼は本来一つ上の学年なのだが、自分でやっているパン屋のビジネスが上手くいってしまったため、Term 2が終わった時点で1年休学することを決意。
その間は自分のビジネスに没頭し、自分がMBAに戻って1年間不在にしている間任せられる人材を育てていた。

そして満を持して、このTerm 3からCEIBSに復帰したのである。


基本的に上の代のため、皆ロレックスのことを最初は知らない。
しかし、授業中のパフォーマンスを通じて、噂はすぐに広まることになる。

洒落にならない歴史に関する知識

 

彼は本当に歴史に関する知識が豊富である。中国のみならず世界中の歴史である。
そしてとても好奇心が旺盛である。
彼は正直いって英語が上手くない、そして声が馬鹿デカイ。
英語が苦手な人は基本的に授業中の発言回数は少ないが、ロレックスの場合にはあてはまらず、ガンガン発言してくる。

そして、その発言内容が他社とは全く違う角度から来るのである。

筆者とロレックスは基本的には違うクラスなのだが、たまたま同じ選択授業をとっていて一緒になった。
それは最新の経営戦略の授業だったのだが、教授がフレームワークを紹介した後に、ロレックスが猛烈なスピードで何やら自分のノートに書き出し、
手を挙げた。

この経営戦略は過去中国で○○軍と○○軍が戦った際に○○が使った手法を説明できる。理由は3つある。。。。etc

こんな具合に、最新の経営理論を古代の戦術に当てはめる柔軟性も備えており、しかもたどたどしい英語で爆音で発言するので、瞬く間に同期の間で有名になった。

ロレックス in Japan

とにかくロレックスは変わっているが、経営者としては抜群に優れており、未だにパン屋とCEIBSを行ったり来たりの大変忙しい生活をしている。
先日も地元の街にビジネスモデルを表彰されるから、パーティに出席するといって帰っていた。CEIBSから地元の街までは車で3−4時間かかるはずである。

そんなロレックスは一個上の代ではマスコット的存在で皆から愛されていたが、いかんせんまだ、ロレックスが合流してから日が浅いため、今の同期の中ではそこまでの存在にまだなれていない。
これからロレックスがより同期に馴染むことを祈っている。

そんなロレックスに昨日朗報が舞い込んだ。
夏以降の交換留学で日本に行くことが決まったのである(日本を希望したのはロレックスだけだった)。


以下興奮覚めやらぬロレックスのwechatのモーメント(中国でいうFacebookみたいなもの)への投稿である。

 

f:id:ceibs2018:20170314221221p:plain

f:id:ceibs2018:20170314221222p:plain

 

想像して欲しい、皆リア充な写真をアップしまくっている中、こんなにたくさん白黒の歴史上の人物が自分のFacebookに出てくる光景を。
一瞬目を疑った。

しかしこれぞロレックスなのである。
今後も彼の動向に目が離せない。

グロービスが上海にやってきた

先週の水曜日、台湾人同級生が授業後自分のところにやってきて、ボランティアをお願いされた。
土曜日にCEIBSで開催されるVCICにグロービスが日本から来るから、お世話してほしいということだった。
急過ぎるお願いは、いつものこと。また、彼はインベストメントクラブの部長で、イベントの準備にとても苦労していたようだったので、もちろんOKと回答した。

f:id:ceibs2018:20170313191134j:plain


土曜日に予定されていたグループミーティングを金曜日に全てずらしてもらい、中国語の授業も時間を変更して、準備を整えていた金曜日に、台湾人同級生の彼から

今晩グロービスも参加する前夜祭があるから来るよね?!

。。。急過ぎ!!!

しかし絶好のコミュニーケーションの場と思い、参加してみると

f:id:ceibs2018:20170313183229p:plain

(VCIC公式ページより↑)

No Japanese!!

 

皆、勝手に日本のMBAスクールが来るということで、てっきり日本人グループと想像していたら、マレーシア人2人、シンガポール人1人、メキシコ人1人、ベトナム人1人の混成チーム、日本人まさかのゼロ!

まあ全く問題ないけどね。

聞けばFull Timeの英語のMBAコース30人の内、日本人は2人しかいないとのこと。
しかしながら、日本語はしゃべれないけれども、とても日本的な思考、仕草をするグロービスメンバーと会話をしている内に、日本人と接しているような気分になっていた。
彼らは日本語がしゃべれないだけで、日本人のハートを持っていると、普段日本人と接しないので、余計に感じた。

翌日のコンペでの健闘を祈り、ラウンジ(CEIBSには24時間お酒を飲むことが出来るラウンジ(バー)がある)ビールをご馳走して、ホテルまで送った。

 

VCICとは


VCICとは、Venture Capital Investment Competitionの略で、世界中から70のMBAスクールが参加する大きなコンペで、CEIBSではその東アジア予選が行われ、CEIBS、グロービス、CUHK、北京大学、上海経済大学が参加した。

VCIC
f:id:ceibs2018:20170313174516p:plain

Register Now! VCIC East Asia Regional Finals | CEIBS

 

f:id:ceibs2018:20170313174527j:plain

www.ceibs.edu


実際の起業家を3名招いて、各チームがデューデリを行い、最後に各チームがどの起業家に投資をするか、プレゼンを行う。
一連の流れを実際のベンチャーキャピタリスト5人が見ていて、最後に5人の審査員の投票により東アジア代表の2校を決める。
朝8時から夕方5時までみっちりのイベントである。

f:id:ceibs2018:20170313185019j:plain

ちなみにCEIBSは毎週のように、何らかのチームがどこかのコンペに参加しているが、よほど人気がないコンペでない限り、基本的にはまず校内の予選を勝ち抜かなければコンペに参加することが出来ない。

f:id:ceibs2018:20170313173555j:plain

(各チーム、デューデリの様子↑)

一般のオーディエンスは、午後の起業家のピッチ、各チームのプレゼンから参加することが出来る。
筆者はボランティアの特権を駆使して、各チームのデューデリも見ることが出来た。

f:id:ceibs2018:20170313173608j:plain

(プレゼンの様子↑)

 

北京大学とCEIBSの勝利


結論から言うと今回の予選は北京大学が1位、CEIBSが2位でグロービスは予選を勝ち抜くことは出来なかった。

前夜からずっと行動をともにしており、完全にグロービスメンバーの一員となった筆者にとって、CEIBSのプレゼンの時よりもグロービスのプレゼン中の時の方が緊張した。

 (関係者の集合写真↓)

f:id:ceibs2018:20170313173449j:plain

(グロービスメンバーのお疲れ様会@ビッグバンブー)

f:id:ceibs2018:20170313191232j:plain

 

グロービスメンバーの特徴

最後に、今回行動を共にして感じたことを書いておきたい。


めちゃくちゃ真面目


最初に感じたことは皆とても真面目である。
今回参加したチームはどこもちゃんとしていたが、旅行感覚でコンペに参加してくるチームもコンペによってはいる中で、彼らはしっかり中国の市場のことも調べてきていた。

投資家やVCとのコミュニケーションの中で、日本人が絶対に知らないような、中国ローカルの企業名もたくさん出てきたが、彼らがしっかりと受け答えしている姿には感銘を受けた。
朝五時着の飛行機でやってきてクタクタなはずなのに。。

めちゃくちゃ日本人


彼らのマインドセットや姿勢は良くも悪くも日本化されていると感じた。
これで日本語しゃべれたら、完全に日本人である。

例えば、プレゼン後の質疑応答の時、CEIBSのチームは、全然正解じゃないのに
自信満々にVCの質問に答え、決して怯まない。
一方、グロービスは、若干の怯みをみせつつ、答える前に時間的制約があったため等々のエクスキューズから入る。日本の会社の会議室でよくみてきた光景である。
また彼ら自身もアグレッシブなCEIBSの質疑応答を見てびっくりしていた。

飲んだ時に聞いた話では、このようなコンペの経験が今までなく、かなりナーバスになっていたとのこと。

その点CEIBSは場数という意味では、かなり多くの国際的なコンペに参加する機会が用意されているので(国際的なコンペであれば、アジア1位のCEIBSはアジア代表としてまず呼ばれる)、経験値という意味ではかなり有利だったのかもしれない。



そんなこんなで、急遽決まったボランティアだったけど参加して良かった。

5月にグロービスの交換授業(?)がCEIBSであるようである。
その際にまた彼らと日本式飲み会出来るのを大変楽しみにしている。
 

CEIBSのウィキペディアリニューアル!

昨日同級生に誘われたのでバスケットを軽くしたら足を捻ってしまった。
最近レポートや授業の準備を理由に運動をさぼっており、予想以上の体のなまりを感じた。
今年のテーマに体をしっかり動かすことも入れたので、足が回復したらしっかりと運動したい。

 

上海ラクロス

 

f:id:ceibs2018:20170305131531j:plain

 

ちなみに上海ラクロスも昨日より始動している。
参加しようかどうしようかなーと迷っていたが、今のこのなまり具合で上海ラクロスの試合に混じったら即死だろう。
もうちょっとしっかり動けるようになってから参加しないと悲惨な目にあうことは間違いない。

ラクロスは気軽にちょろっと出来るスポーツでないはない(だから見ていて面白いというのはあるけど)、もちろんレベルによるけど少なくとも上海ラクロスのレベルは結構高く、気軽に参加して、こいつは動けないと思われたらカモられる。それは避けたいのである。

ceibs2018.hatenablog.com

 

中国語勉強用の歌

 

ということで再び、勉強しかすることができなくなってしまったので、気晴らしに、中国の勉強と同級生とのKTVに備えて中国語の歌の練習でもすることにする。


この歌は「我和我的小伙伴们都惊呆了!」という歌で、数年前に中国でとてもヒットして皆知っている曲である。KTVで歌えば盛り上がること間違い無し。
また、単語レベルもHSK4、5級レベルでテンポもゆっくりなので中国語の勉強にも向いている。
ちなみにタイトルの意味は「私達むっちゃ驚いた!」である。

 

www.youtube.com

 

 

ウィキペディアリニューアル!

 

ついに、あまりにもショボかったCEIBSのWikipediaページをリニューアルした(といってももう一人の日本人同級生がやってくれた)。

 

<新しくアップデートしたウィキペディア↓>

f:id:ceibs2018:20170305131601p:plain

 

<以前のウィキペディア↓>

f:id:ceibs2018:20170305135044p:plain

 

ブログの初回から指摘していたのに、ここまで時間がかかってしまったのは怠惰のたまものである。

 

ceibs2018.hatenablog.com

 

筆者がCEIBSの受験を考え始めた際に、ググって上の方に出てきた、ウィキペディアのCEIBSの説明を見て、情報のショボさに震えたのを今でも覚えている。

この学校はちゃんとした学校なのか?やばい匂いがする。。

その後ちゃんと調べた結果どうやらちゃんとした学校ということで、今に至るわけだが、まず受験生が見るのはウィキペディアなり情報が纏めてあるサイトだと思うので、少しでも今後の受験生のためになれば幸いである。